VoigtlanderのProminent Ia ってどうよ? | Dans La Nuit Magnetique... マグネティックな夜に・・・

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写真にまつわるエトセトラ。
もしくは50年前のカメラと古いレンズたちと、ちょっと旧い英吉利車とのマグネティックな夜。

このところ立て続けにカメラを買ってしまい、反省中。

で、この前書いたZeiss IkonのSuper Nettel Iはまだ来てない。
追跡番号教えろって2回もSellerにメールしたのに、返って来たのは送金してから5日目のShippedメールだけ。
この野郎、ebayの評価だと100%もらってるSellerなんだが、どこがじゃ。
Very poor communicationで評価してやる。

海外では一度も連絡しあわずに金とモノとをやり取りすることもebayでは普通のことらしい。
ま、ちゃんと商品が届けばいいよっていうレベルなんでしょうね。
そう考えると、ヤフオクの評価欄のコメントがみなあまりにもキモチワルすぎると言うのは、あながち正常な感覚かもしれない。


さて、戦利品はちょっと浮気してVoigtlander。
レンズシャッターのトップレンジモデルだったProminentのIa。
レンズはNokton 50mm 1:1.5が欲しかったけど、まずは手頃なUltoron 50mm 1:2でもいいかなと。

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このIaはIとIIの境目に作られたモデルで、巻き上げはレバー。
ただしレバーというよりか、ちょっとした金具が巻き上げノブに付けられたそっけない造り。
で、巻き上げはダブル。
ってーことは、焦ってバシバシ撮るような代物じゃーねぇよと。

シャッターはCompur。
面白いのはシャッタースピードを目盛りきっちりに合わせずとも中間速度で切れてくれるようにできている(できない速度域もあり)こと。
シャッター音はレンズシャッターにありがちなパチンッという音ではなく、どちらかというとポショッというささやかな音。
シャターのバネがはじける音と振動がボディに共振して、余韻を残すのが面白い。

Prominentのさらに独特なところはフォーカシング。
レンズにはヘリコイドがなく、ボディ側にピント合わせ機構が組み込まれてます。
正面向かって右のノブがフォーカシングノブで、これを回してレンズマウントとシャッターユニットを前後させるという方法。いやはや、これはスゴイ。
でも、レンジファインダーの基線長が短いので、ピント合わせがちょっと難しい。
というか、正直これはあわせずらい、と言った方がいい。


Ultronの写りはというと、やはり収差やフレアはばっちり出ます。
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上の写真は意図的に開放で1本フィルムを使った中の一枚。
かなり背景にクセが出てます。
少し絞ればもうちょとマトモになるかもしれません。

ピントの合焦したところはかなりくっきり出てくれます。
あ、モノクロではまだ撮ってないか。
ま、これは好きずきでしょうね。
ライツでもツァイスでもない、独特の描写です。
私は嫌いではありません。

うー、Nokton欲しくなってきた。
・・・・・・いけないいけない。


Voigtlanderのカメラは独自の機構を入れ込むことに専念したらしいのだけど、今の世の中だったらそんなのは通用しないでしょうね。
だんだんとどのカメラも似通っていってしまう、そんな時代になる前の、カメラがとても輝いていた時代に生まれた個性豊かな機材は、やはり大切にしていきたいですな。
と、優等生ぶってみます。


そうそう、あともう一台、秘蔵っ子が手許に来てますんで、また今度ご紹介しましょう。