こんにちは!

自称、ハロン湾誰よりもを知り尽くした男、藤原です。

 

ハロン湾を愛してやまない私ですが、実は僕、山派です。

※藤原は実はカナヅチであります。

 

ということで今回は、近年、ハノイから気軽に行けるようになった、

サパの観光地おすすめ7選を徹底的に解説いたします!

ご存知かと思いますが、サパの位置はハノイより北西、

中国との国境沿いにございます。

 

つい最近までは僻地の一つであったサパが

近年、急激にその認知度と訪問者数が増えています。

弊社TNKトラベルでもその手配数は昨年比で2倍以上に伸びているのですが、

棚田が美しい!少数民族がいる!

ということ以外を知っている方、案外少数派だと思います。

 

もちろん、おすすめの7選ですので、ド定番のものから、

あまり知られていない、穴場観光地まで、様々なものをご紹介いたします。

 

 

 

1. カットカット村 (Cat Cat Village)

カットカット村は、サパの中でも最も気軽にトレッキングができるエリア。

サパの中心地 教会前広場から徒歩30分程度でカットカット村に行くことができます。

 

カットカット村はベトナム高原地帯に佇む、少数民族 黒モン族の村です。

率直なところ、かなり観光地化された村ですが、

逆にいうとお土産屋さんやサパの棚田を見ながらコーヒーを飲めるカフェなどが充実しております。

観光地化が進んでいるということで、村に入るのに入場料がかかります。

チケットは1人40,000ドン(約200円)です。

村を全て見るのに2~3時間ほどの時間がかかります。

 

村の内部は適度に黒モン族の家やその農法などを展示っぽくされており、

ちょっとした博物館のような感じです。

また、写真映えしそうな水車やブランコなどが適度に置かれているのも特徴です。

きっとベトナム人の女性が写真を取り合っているところに出会えます。

奥に進んで行くと、写真で見るようなサパらしい景色が広がって来ます。

カットカット村といえばこの写真

そうカットカット村は滝や川を見ることができます。

サパの美味しい空気にさらにマイナスイオンまで浴びれる素敵な村です。

 

そんなカットカット村の位置はこちら。

サパ付近の少数民族のひとつである、黒モン族の村を訪ねます。
2. ラオチャイ+タヴァン村 (Lao Chai & Ta Van Village)

カットカット村に次ぐ、2番目の人気を誇るこの村々は、

サパで最も美しいと名高い、ムオンホア盆地(Muong Hoa Valley)を要する

トレッキングスポットです。

所謂、サパらしい景色が広がっているのはこちらの村々になります。

 

サパ市内から比較的近く、車で30分程度の距離に位置し、

サパ中心地からですと、ラオチャイ村 ~ タヴァン村 ~ ザンタチャイ村という順に

トレッキングコースが広がっております。

その道はカットカット村に比べると、はるかに険しく、

体力的にも厳しいところもありますが、そんなことを忘れさせてくれる、

棚田の絶景が360度広がっています。

 

入村料が50,000ドン(約250円)発生するなど、

観光村としての整備が行われておりますが、

モン族・ザオ族の素朴な生活が随所に垣間見えます。

この入場料のおかげ(?)で、村にはカフェやホームステイが点在しており、

疲れた体を癒すのにぴったりです。

オススメはタヴァン村で1泊のホームステイ。

明朝には神々しい朝日に棚田が照らされ、幻想的な景色を見ることができます。

もちろん弊社でも、ホームステイの手配は可能です。

ご希望の方は以下までお問い合わせください。

ラオチャイ村の位置はこちら

タヴァン村の位置はこちら

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サパ市内で、最も美しい棚田の景色を見ることができる、ムオンホア盆地に伺います。
3. ファンシーパン山 (Fansipan Mountain)

インドシナ半島最高峰の山が、ここサパにあります。

その高さは3143メートル。普通であればド素人が登山をすれば

普通に死を覚悟しなければいけない山です。

※事実多数の外国人登山家が行方不明になっております。

 ファンシーパン山の登山は本当にオススメできません。

 

ただ、普通でないのがこのベトナム。

なんと山の麓から頂上付近までたったの15分で行けるロープウェイがあります。

料金は1人500,000vnd(約2,500円)

 

ベトナムだとかなり高いですが、その料金を超えてくる景色を見ることができます。

ロープウェイから見える景色も絶景です。

ちなみにこのロープウェイ高低差が1410メートルもある、

鬼のような乗り物です。くれぐれも高山病には気をつけてください…

 

尚、現在はサパ市街から、ムオンホア登山鉄道というのが出ています。

こちらの登山鉄道、かなり本格的です。

内装・外装共に、完全にヨーロッパの登山鉄道を思わせます。

ムオンホア登山鉄道の詳細や画像はこちらからご確認いただけます。

それもそのはず、この列車登山鉄道の本場スイス ガラベンダ社が製作をしています。

これに乗れば車窓からムオンホア盆地を楽しむことができます。

料金は列車だけの利用であれば、往復200,000ドン(約1,000円)

ロープウェイのセットであれば、往復1,000,000ドン(約5,000円)となります。

 

サパ中心地、鉄道の駅は以下よりご確認ください。

※2018年末にはM Galleryの5つ星ホテル並びにショッピングモールが併設される予定です。

 

これらの列車・ロープウェイを乗り継ぎ、雲の合間を抜けると、

1秒1秒の瞬間で景色が変わっていき、瞬きすることも忘れてしまうような

絶景がそこには広がっています。

自分が雲の上に立っており、インドシナ半島の最も高いところにいるという

実感を感じさせてます。ロープウェイを降りてから、

ちょっと長い階段を登っただけなのになぜか妙な達成感をかじることができる、

そんな不思議な場所です。

 

ファンシーパン山の位置はこちら。

 

4. ハムロンの丘 (Ham Rong Mountain)

ハムロンの丘はサパ中心地にほど近いエリアにある、植物園を交えた丘です。

日本語では丘とありますが、英語表記ですとMountainとなります。

 

それもそのはず、サパ中心地を見下ろすことができる頂上の展望台まで、

勾配な急な階段を登っていく必要がございます。

 

入場料は70,000ドン(約350円)。入り口はサパ教会のすぐ裏手です。

だいたいこの辺り。

 

展望台まで登っていく途中には、ベトナム人女性が好みそうな

フラワーガーデンがあります。

さらに上へ上へ進んでいくと、いくつもの石灰岩が

地上からニョキニョキと生えています。

これが、ハムロンと呼ばれる所以。ハムロンとは日本語で言うところの

「龍のアゴ」と言う意味になります。

とても龍の顎には見えませんが、もののけ姫的な雰囲気は醸し出してくれます。

1時間ほど山歩きを続けると、こんな絶景が待っています。

サパの中心地が目の前に広がり、美しい赤い屋根の家がいくつも連なっております。

かつてこの地がフランス人の避暑地であったことがわかるような、そんな景色です。

 

高原リゾート地へと変貌を遂げつつある、サパの街並みと、

古くから残る少数民族の村が一緒になって変化を遂げている、

そんなことをイメージさせてくる、そんな素敵な丘です。

どこか感慨深いと言うか、複雑な気持ちになりますね。

 

ハムロンの丘の位置はこちら。

 

5. オークイホー峠 (O Quy Ho Mountain Pass)

引用:Trekking Sapa

 

ツーリング好きにはたまらないのがこちらのオークイホー峠です。

サパからライチャイまで続く、ホアン・リェン・ソン山脈を縫うようにしてある、

国道4D線上に位置します。

 

道は曲がりくねった上り下りの坂道をひたすら行くため、

バイク初心者の方には簡単にオススメできませんが、

そこにある景色は「天国へと続く道」と評価されるほどです。

 

引用:Trekking Sapa

 

標高2000メートルにもなる、山々のうねり道をひたすら走り続けると、

オークイホー峠の最も高いところにたどり着きます。

 

眼下に広がるのは、壮大な稲田・自らが走ってきた峠道というのに相応しい道・

青い空ともくもくとした雲。それらの全てが良いコントラストになり、

視界に飛び込んできます。

きっとここが天国と呼ばれているのも理解できることでしょう。

引用:Trekking Sapa

オークイホー峠の位置はこちら。

6. プサンカップ鍾乳洞 (Pu Sam Cap Cave)

引用:foursquare.com

 

ベトナム観光に鍾乳洞見学は欠かせません。

日本では珍しいものでも、ベトナム北部~中部にかけては石灰岩デルタ地帯に

属しているため至る所に鍾乳洞があります。

 

サパの隣町にあるライチャウに位置するものですが、

僕が見た史上、最も個性的なのがこちらのプサンカップ鍾乳洞でございます。

 

おそらく、日本人の99.99%は一度も耳にしたことはないと思います。

日本語の情報も調べたところ一切ございません…

 

ここの鍾乳洞は全くと言っていいほど、観光地として手入れされていません。

ライトだけはついていますが、本物の鍾乳洞をそのまま再現されているのが、

この鍾乳洞のいいところ。

 

足元に広がるうねうねの鍾乳石が、いかに長い年月をかけて

作り上げてものなのか、想像するだけでドキドキしちゃいます。

 

天井を見上げれば恐ろしいほどに鋭利な鍾乳石がいくつも並んでおり、

もし頭上に落ちたら死を覚悟するほどです。

 

プサンカップ鍾乳洞の位置はこちら。

 

7. バックハー市場 (Bac Ha Market)

最後は、毎週日曜日にバックハーと呼ばれる街で開かれる青空マーケットです。

このマーケットですが、他のマーケットは比較にならないほど、

様々な少数民族が集まってくるため、色彩が鮮やかすぎる市場に様変わりします。

バックハーのマーケットは、基本的には現地に住む民族のために

様々な商品が並んでいます。

なので、洋服や装飾品などの服飾雑貨は色鮮やかで、アジアンな雰囲気が

好きな女性は購入せずにはいられないでしょう。

服飾雑貨以外にも、漢方や生活雑貨、牛や馬などの家畜など、

カテゴリーに分けられて販売している姿が見えるので、

少数民族好きな方にもたまらない場所になります。

バックハー市場の位置はこちら。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

広大な自然と文化・歴史が様々な角度で折り合いをなす、

そんな素敵な唯一無二の場所こそが、サパなのです。

 

棚田有り・高山有り・少数民族有り・鍾乳洞有り・ロープウェイ有りと、

こんな場所は世界中探してもないと思います。

 

弊社ではサパ現地ツアーも取り扱っております。

気になる行先があれば、以下よりお気軽にお問い合わせください!

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