今日は経営者としてのスタッフ教育についてお話しいたします。
私は、歯科医師という職人であり、院長という経営者でもあります。
歯科医師のメインは診療することですから、余った時間で、経理やスタッフ教育をしていかなければなりません。
特にスタッフ教育というのは、自分の力でどうにかするというよりは、社員に変わってもらわないといけないので、何か他力本願的に感じている人も多く、多くの先生方には、いま一つ気持ちが入らないのではないでしょうか。
私自身、社員教育というのは何から手をつけていけばいいのかよくわからなくて、長年、断片的な知識を色々試行錯誤しては失敗していました。
そんな私が、社員教育に本腰を入れ始めたきっかけは、社員の数もどんどん増えてきて、社員の協力なしには医院の発展はありえないと心から思えたことと、小さな自分の子供の教育を考えた時に、親である自分がしっかりした教育理論を身につけて教育してあげたいと思ったことがあります。
人間は、誰でも本気になればすごい力を発揮します。
多くの人は能力が無いのではなく、本気になれないから、力を発揮できないのです。
上記のモチベーションから、私の心に火がついてしまい、本気で社員教育や、子供の教育について学び始めました。
そして、教育に関して自分なりに腑に落ちたコアのようなものが出来上がりました。
勿論、完璧ではありませんが、シンプルで誰にでも理解でき、ある程度は体系だった説明ができるまでになったと思っています。
そして、一番分かったことは、社員教育はテクニックよりもトップの気持ちの持ち方が大切だということです。
以前、ミーティングで話しながら泣いたこともあります。
泣きながら、自分は本気なんだ、と気付いた時には、何かに本気になれたことがうれしいと感じている自分もいました。
「社員の力がどうしても必要だ」「社員の力なくして医院の将来は無い」「自分の子供には正しい教育をしてあげたい」など何でもいいので強い思いがある人は、例え時間はかかっても、どんな方法であったとしても、必ず求める答えを得ることが出来るのです。
今の私にとって、社員教育ほど面白いものはないと思っています。
それは「自分の思いを伝える事で人が少しづつ成長してくれている」と感じられる喜びを知ってしまったからです。
学校や塾の先生のやりがいは、こんな感じなのかなという気持ちです。
人間は自分一人では生きていけないのですから、人と関わって生きていくしかありません。
その時、嫌々人と関わるよりも、いい関係で相手と関われればそれが喜びにもつながってきます。
人間関係がうまくいっていない職場では、上記のようなコメントがきれいごとのように聞こえるかもしれませんが、そういう関係を目指して本気になる事で、自分に火をつける事もできるのではないでしょうか?
本気で求めれば、必ず手に入りますが、この本気になることが一番難しいのかもしれません。