点数に目が向くと、課題が見えなくなる
APSを始めると、どうしても気になるのが得点です。今日は何点だった、昨日より5点上がった、公式戦までに○○○点を超えたい。そんなふうに点数を目標にするのはごく一般的なことだと思います。
ただ、少しだけ視点を変えてみませんか。本来、得点は「狙うもの」ではなく自然に「ついてくるもの」です。
例えばブルズアイでトリガー操作をするたびに銃口が動いてしまう状態だとします。その原因をそのままにして「目標点を撃ちたい」と願っても、できることは気合いを入れるくらいしかありません。
一方で、「照準を乱さずにトリガーを操作するにはどうするか」「同じ握りを毎回再現するにはどうするか」「集弾をあと一回り小さくするにはどんな練習が必要か」と考え始めると、練習の目的や手段がはっきりしてきます。
上達はまさにこの積み重ねです。得点ばかり追いかけていると、不思議なことに何ができていて、何が足りないのかが見えなくなります。点数が悪ければ「今日はダメだった」で終わり。良ければ「今日は調子が良かった」で終わり。それでは次に何を練習すればいいのかが分かりません。
逆に、一発一発の集弾やトリガーの操作、サイトの見方など、基礎的なポイントに目を向けるようになると、「今日はここが少し良くなった」「次はこれを試してみよう」と、練習の課題が見えてきます。
やるべきことが見えている人は、練習へのモチベーションも落ちにくいものです。あくまで得点は、技術の通知表のようなものです。通知表だけを眺めても成績は伸びません。本当に見るべきなのは、その点数を生み出している原因のほうです。まずは得点を追いかけるよりも、撃った弾痕の範囲を小さくすることに集中してみてください。それが結果として返ってきます。
とはいえ焦らなくても大丈夫です。基礎的な練習を続け、集弾させることに少しずつ理解が深まれば、得点は次第に上がり始め、ついてくるようになります。
だから今日の練習では「何点だったか」よりも、「昨日より一つでも上手くできたことは何か」を探してみてください。