命名=まるみえ君(APS-3OR用)

 
 お待たせしました。スマホを紛失して写真を取り直していたのでブログが遅れました。Twitter(現エックス)のほうでは何度かお知らせしてきました例のアレを販売します。とあるグランドマスターと共同で製作しました。企画・監修はわたくしことTobby_Sawadaです。まったく同じものを自身の競技銃にも搭載しています。
  • 製品名:APS-3OR用ハイサイト「まるみえ君」
  • 価格 :9000円(前後サイト1組)
  • 販売数:10セット
  • 素材 :フロントサイト=アクリル削り出し(土台のマズルベースはおまけ)、リヤサイト=MJF(ナイロンの一種で3Dプリンター製)
  • 特長 :APS-3ORの標準照準器よりも大きくそして高さを上げ、ブルズアイ標的を狙う設定(エレベーション)のままシルエット標的も6m~10mを狙える仕様
 
 2024年9月22日の第32回APSカップ東京本大会の上の階で開催されるフロンティアさん特設イベント会場でまず販売します。残念ながら数は多くありません。いちおう10セットを用意できました。これが完売できたらあらためてもう10セット作って再販します。目標はトータルで30セットの予定です。ニッチなものなのでそこまで需要があるかどうか滝汗
 
 ではまるみえ君の解説をご覧いただきましょう。どうしてこのハイサイトを作ったのかというと、シルエット競技対策でした。ご存知ないかたに説明するとAPSのハンドガンにはいわゆるホップアップ機能がありません。ですから離れた標的ほどBB弾は弓なりに弾道を描き、目標が遠いほど落ち幅が大きくなっていきます。シルエット競技は6m~10mの標的(3cm四方)を狙いますのでAPS-3ORを使う場合、6m標的が下の縁を狙うとしたら10mは標的の上の縁を狙います。そうすると10mの標的をアイアンサイトで狙うには標的を覆い隠さなければいけません。射手にとっては何もない空中を狙う感じになります。
   この問題をまるみえ君は解決します。まるみえ君なら6m標的で下の縁を狙うとしたら、10mは下の縁のほんの少し上です。標的はサイトに隠れません。ちゃんと見えています。だからまるみえ君というネーミングにしました。では同じサイトの設定でブルズアイ標的ならどうでしょうか。精密射撃で一般的な6時照準よりも下目を狙うかたちです。アイアンサイトで使うブルズアイ標的の黒丸とサイトをだいぶ空ける、8点圏のラインぐらいが狙点の目安です。正確には銃の個性とBB弾の組み合わせで多少は事情が変わってきますがおおむねそんな感じになります。
   詳細に移りたいところですが長くなりますので、今回は一旦ここまでにします。続きもお楽しみに。
   あ、最後に。ハイサイトにするとシルエット標的の狙点が6m~10mまでなぜ同じようになるか原理はわかりません。それらしい説明は受けましたがよく理解できませんでした。なのでそこの詳しいことはご説明できません。現象としてハイサイトにしするとそうなったという結果があるだけのようです。それでもTobby_Sawadaが2024年3月ごろから使ってきて特に問題はありませんでした。あしからずご了承ください。
 
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