ふたつの視点で射撃を考える

 
 前回の続きです。「前後際断」は禅の言葉のようです。引用します。
 
ーーー「前後際断」とは、過ぎ去った事にこだわらず、起こるどうかも分からない事に不安にならないように、過去も未来も断ち切って、今出来る事を一生懸命にする、という意味です。ーーー
 
 精密射撃では、今の一発は初めて取り組むようなフレッシュな気持ちで撃ち、それを規定数まで続けましょう、そんな意味合いの文章を目にしました。つまり過去の失敗や未来の失敗してしまうかもしれない恐れから自分を解き放ち、現在の一発に集中しなさい、それが上達するうえでの最善なのだとTobby_Sawadaは解釈しています。まさに前後際断と同じ意味合いです。自分自身は特定の宗教や宗派を信仰しているわけではありませんが、前後際断の言葉を知ってからこれを射撃時の座右の銘にしています。
 なぜこの前後際断の内容が大事なのでしょうか。これを紐解くにはもうひとつの視点が助けになります。それは「ぐるぐる思考」です。もうひとつ引用しましょう。
 
ーーーネガティブな思考がぐるぐるといつまでも頭の中を駆け巡り、くよくよと考え続ける──このような状態を、一般的には《ぐるぐる思考》、専門的には《反芻(はんすう)》や《反芻思考》といいます。嫌なことを答えも出ないのにぐるぐると考え続ける反芻思考は、無意味どころか抑うつ気分を助長する望ましくない精神的習慣です。ーーー

品川メンタルクリニックHPより)

 
 一般的に、過ぎたをことをくよくよと悩むなんてことはみなさんも経験がありますよね。精神的にインパクトのある事柄が起きるとそれをずっと考え続け、出口のない思考がループする。人間なら誰しもあることでしょう。このループはマイナス面だけを捉えるとメンタルに悪影響するようです。
 一方でこのループはプラス面からもとらえることができます。子供のころ楽しい遊びを初めて覚えた時を思い出してください。その遊びを何度もやりたいと思ったことはありませんか? Tobby_Sawadaは妻の姪が小さいころに花札を教えたことがありました。正月に家族や親せきが集まるたびに、その姪から花札をやろうとせがまれて困ったことが一時期ありました。楽しい感情は何度でも体験したいのです。なぜなら脳の働きがそう要求するから。
 
 つまり印象的な事柄はループします。思考も感情も、そして射撃も。それは人間が何かを学習する過程で培った性質だとTobby_Sawadaは考えています。だから誰でもループします。そのループを断ち切らないと、いずれ苦しい場面に出くわすと思います。その時を回避するには前後際断が役に立つ、そう考えています。
 
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