このたび、射撃仲間のかかしさんがAPS-3用のトリガーガードを製作し、販売することになりました。そのうちの5個をお預かりして当方で販売します。つまり委託販売ですね。ちょっと軽く製品紹介しましょう。
「かかし製APS-3用トリガーガード」勝手に命名
<特長>
- トリガーまわりをしっかり囲う形状です。安全性の向上と、両手持ちが安定します
- 本体の重さは8g(取り付けネジのぞく)。純正の前後トリガーガード(30g)と比較すると22gの軽量化です
- 純正の前後トリガーガードと交換するだけ。いわゆるポン付けOK
- 前側の取り付けネジが脱落してもトリガーガードが外れにくい親切形状(後述)
こんな感じです。3Dプリンターで製作しているので積層跡は残ります。これは磨くことで目立たなくできるそうです。それ以外で機能的な不具合はないでしょう。
↑両手持ちでもトリガーガード内に指は入らず、不用意な撃発を防ぎます。
銃の取り扱いに慣れていないかたやお子さんが使う際に安心です。
また純正と違い、トリガーガードを介してしっかり銃の重さを載せられるため、両手持ちが許されるシルエット競技で安定感が増します
↑APS-3のサイドプレートには突起があります。
その突起を収める溝をトリガーガードに設けています
では取り付け方に移りましょう。用意が必要なものは「2番プラスドライバー」「2.0mm六角レンチ」の2つだけです。プラスドライバーは百均などの安物は使わず、先端がしっかりしたものをお使いください。メーカー品なら安心です。六角レンチはAPS-3に付属しているL字の六角レンチでOKです。
↑まず、グリップを取り外します。
グリップ底部のネジは、純正品なら2番プラスドライバーを使います。
ドライバーを差し込み、反時計回りにネジを回すと緩みます
↖次にリヤトリガーガードを外します(画像のは非純正)。
↗続いて、フロントトリガーガードを外します。
どちらもグリップのネジを緩めた際に使ったプラスドライバーを使います
↖↗純正の前後トリガーガードを外したら、フロントトリガーガードのなかにある「トリガーセフティ」「トリガーセフティスプリング」を外します。
この2つのパーツは流用します
↑先のトリガーセフティ&スプリングを移したら、取り付けに進みます。
かかし製トリガーガードは前側から差し込みます
↑その際、サイドプレートの小さな突起(マイナスドライバーで指し示した部分)をトリガーガードに収めるようにしてください
↑前側を押さえたら、付属の皿ネジを2.0mm六角レンチで、時計回しに締め込みます。
締め過ぎに注意しましょう
↑前側のネジで固定すると、後側が少しだけ浮きます。
この状態で後側を固定すれば前側にテンションがかかります。
こうすることで前側ネジが緩んで脱落しても、テンションのおかげでトリガーガードは外れにくくなります。
前側のネジは撃発の衝撃でネジが緩むことがあります。
テンションをかける設計はその対策ですね
↑最後に後側を固定します。
純正ネジを2番プラスドライバーで取り付けてください。
あとはグリップを戻せば完了です
いかがでしたでしょうか。製作者のかかしさんはこのトリガーガード以外も、3Dプリンターを利用して製作しています。自分もその利用者のひとりで、重宝しています。興味のあるかたや購入をご希望のかたは、当方までご連絡ください。こちらの記事にコメントしていただいても結構です。Twitterからでも構いません。次の「MMSでAPS練習会」には持っていきます。現物を見てみたいかたはぜひお越しください。
ちなみに、自分が考案したAPS-3用のパーツもかかしさんに作ってもらいました。近いうちにそれも販売します。かなりニッチな創作パーツですが、湿気で水分を吹きやすいAPS-3のメンテナンスにはかかせないものだと思います。お楽しみに。