











昨年、バイクオーナーズ倶楽部MIDZZの全国ミーティングが熊本県の阿蘇にて行われた。あいにく私は仕事の日程が調整できず、イベント参加と倶楽部入会を諦めていた。当時より某SNSで一部の倶楽部メンバーの方とのコンタクトはしていたので”つぶやき”等は確認できていた。そのつぶやき情報の中で阿蘇の外輪山にあるレストランにバイク乗り用の名物メニュー”バイク丼”なる物が存在し、かなり美味でボリューム満点との評判であった。九州はもとより全国的に見ても阿蘇一帯は北海道に次ぐバイクツーリングの定番と言ってよいだろう。しかし私は全く阿蘇方面には縁が無かった。職場で必要な資格試験で熊本市内に数回行った事がある程度である。
今回新歓ツーリングを九州支部長が企画するにあたり、わがままを言わせてもらって目的地を阿蘇のバイク丼にしてもらったのである。ちなみに支部長と前支部長クラスは定番コース過ぎて、今更と言った感であったらしいが私のわがままを聞いてくれた。大変有り難い事である。(涙)Y君、ゴメンネ。
ツーリング当日の朝は快晴。放射冷却で予想以上に体感温度が低い。メッシュジャケットの中に1枚余計に着込んでいたが、9:30くらいまでは結構寒く感じた。その後は気温が上昇し丁度良い位に感じた。今回は給油の都合で諫早ICからゲシュタムの門をくぐり、日田ICでゲシュタムアウト。R212沿いのコンビニの駐車場がランデブーポイントだった。定刻より15分程余裕を持って現着するも阿蘇方面に繰り出すバイクでごった返していた。まだバイク乗りがこんなにいるのだと嬉しく思うが、平均年齢があと10歳くらい下がらないかなとも思う。
今回の参加台数は4台。先ず日田ファームロード(多分広域農道)を走る。交通量は少なく気分よくクルーズできる。恐らくR212ではこうは行かないだろう。行楽の三連休である。ナイスチョイスである。先導役の前支部長の判断で一気に目的地のレストランに到着。あえて休憩を取らなかったのが功を奏した。店内に入るとお店側から1時間待ちを宣言される。しかも・・・。
このバイク丼実は数量限定メニューでしかも私達の次のお客で売り切れであった。つまり滑り込みセーフ!と言うやつである。先導役の前支部長の判断には脱帽としか言い様がない。途中で休憩を入れていたら間違いなくレストランの門前で地団駄を踏んだ挙句、泣きながら帰るしか無かったであろう。この事を思えば1時間待ちなど何の問題でもない。実際、駐車場で待っている間にハーレーの一群がバイク丼目的で来たが、完売を知り悔しそうに爆音を轟かせながら去っていった。気の毒とは思うが順番を譲るわけにはいかなかった。このレストランは冬季は休業してしまう。何故なら標高が高い故に周りの道路が凍結してしまうらしい。秋に食べ損ねると次のチャンスは来年の春になってしまうのである。
レストランの位置は絶景ポイントでもあり、ヘリコプターの遊覧飛行サービスのヘリポートでもあるので初阿蘇の私には1時間の待ち時間は直ぐに終った。
店内のテーブルに着くとお隣は女子大生風のグループで華やいでいたがよく見ると全員がライディングギアを纏っている。どうも女性のみのライダーズ倶楽部の様で会話内容もバイクの話ばかりだった。私は彼女らに日本のバイク業界の一筋の希望を見た思いだった。きっと彼女らは正しいバイク道を自分の息子や娘に伝えるに違いない。”産めよ増やせよ二輪の子”良き母、良き二輪乗りになってくれる事を切に願うものであります。
てな事を勝手に考えているうちにお目当てのバイク丼大盛りが登場。私はこれを1年間、今か今かと機会を窺っていたのである。丼にこんもり盛られた赤牛の肉はミディアムレアに焼かれ、ニンニク風味のタレに絡ませてある。大盛りの押し固められたご飯にもこのタレが染みて美味い!食べ終わる頃にはお隣にいた一筋の希望ご一行様の事はどうでも良くなっていた。支部長と前支部長も肩で息をしながらアウアウと同じ大盛りを完食した。はるばる200kmも走ってきた甲斐がありましたなあ!
食後にレストランの横の屋台で皆さんに焼きとうもろこしでもご馳走しようかと思ったが全員満腹との
事で移動を開始。大観峰へ向うが前支部長と支部長の顔が曇る。数分の走行で大観峰に到着。なるほど観光客にバイクでごった返していた。正直、風景よりもバイクの観覧会みたいな雰囲気であった。先程昼食時に隣のテーブルにいた一筋の希望の御一行もここに来ていて出て行く姿を見送った。実は朝の集合場所も同じだったらしい。つまり私達は思いっきり”定番”メニューを走っている事となる。
前支部長と支部長は以前ここの駐輪場で雪隠詰めにされた経験があるらしく、それ以来ここには寄り付かない事にしていたらしい。私が初阿蘇であったので遭えて付き合ってくれたのだ。重ね重ね感謝の意を表したい。
新人のY君とはここでお別れとなり、こちらも少し遅れて出ようとしていたら口髭の立派な老紳士ライダーに道を聞かれた。”ラピュタの道”に行きたいと言う。近年、絶景で知られるポイントでバイク乗りには結構有名だがそこへのアプローチはかなり解り難い。前支部長がかなり詳しい説明をしたが、如何せん目印になる対象物がないらしく難しい感じだった。あの老紳士ライダーは無事にラピュタの道に入れたのだろうか?仮に入れたとしても道の状況はかなり劣悪らしい。事故無く帰宅出来る事を願うばかりである。
大観峰よりもと来た道を戻り、日田ICからゲシュタムの門をくぐる。鳥栖JCT手前から大宰府方面は10km程度の渋滞との情報があったので鳥栖JCT手前のICから皆さんとはお別れ。私は渋滞と逆方向なのでいつもの通いなれた道を走る。やはり夜間走行は冷えてきた。20:30頃に無事に帰宅。
少し冷えで肩と首が痛いが充実した1日となった。
さて残る課題は霧島か。