

強烈なり。鳥の糞・・・?確かに鳥の糞が車の塗装を傷めると聞いた事はあるが短時間に腐食するとは思えない。よく観察してみると右側のハンドルにマウントされたブレーキのリザーブタンクとホースが腐食痕の真上に位置してる。ブレーキフルードが漏れた!?
バイクのフロントブレーキのトラブルは死亡事故確立を上げてしまう。フルードの漏れている場所を探すも素人目には解らない。念のためにフルードの液面を確認すると液面が覗き窓から見えなかった。これはまずい。マスターシリンダーにエアを噛んだら制動能力が落ちて追突事故を起こしてしまうと判断していつもの赤い男爵に飛び込んで確認してもらった。実はブレーキフルードは満杯状態で液面は覗き窓の上にあった。フルードが何所から漏れたか様子見となり、工場から出ようとした時、フロントブレーキのリザーブタンクの蓋からブレーキレバーを動かす度に泡が出てくるのが確認できた。
リザーブタンクにはブレーキフルードの液面が直接大気に触れない様にダイアフラムと呼ばれるゴム製の内蓋がある。ブレーキを掛けたときに内部の圧力がリザーブタンク側にも掛かる。ダイアフラムがこの圧力を逃げない様に押さえ込むことでブレーキパッド側にしっかり圧力を掛けている。
リザーブタンクの蓋には左右に一箇所づつ空気穴があり、ダイアフラムの上面に外気を通している。この空気穴の片側のみからブレーキフルードが漏れ出ている事が確認された。以前から蓋の下側に白いカビの様な物が出ていた。てっきりアルミ部品の錆びだと思っていたが、干からびた漏れ出たブレーキフルードの成れの果てだったと言うわけだ。
インナーカウルの鳥の糞に見えたものは漏れたフルードと腐食されたクリア塗装だった。なるほどこれで辻褄が合う。ダイアフラムの劣化でジワジワとフルードが滲み出して垂れていた。フルードの塗装面の攻撃性がかなり強いのは経験上知っている。
いつもの整備士さんに新品のダイアフラムの手配を頼んだ。ダイアフラムは税込み1000円。注文から5日ほどで部品が工場に届いたので交換してきた。プラスネジ2本を抜くだけだったので工賃はサービスしてもらった。1000円の部品が命に関わる。ブレーキ周りの白い物には御用心。