




模型初心者なら部品の精度が高いバンダイかタミヤが妥当だと言う友人の助言を予算上の都合で遭えて無視してフジミ模型と英国製の輸入品に手を出した。安い物にはそれなりの理由があるのは覚悟の上である。兎に角模型製作に慣れる為の教材と割り切った。
プラモデルに最後に触ったのは小学生の時に宇宙戦艦ヤマトを作って以来で、ただ組み上げただけで塗装の経験は全くない。ガンプラ以前のマジンガーZのプラモを作った事しかないのである。
故に切り出した部品の整形やパテ埋めなぞしたことがない。しかし今回はこれは避けて通れなかった。いやはや部品点数の多さに驚き、部品の精度の悪さに四苦八苦したもののプラ板整形やパテ埋め作業を何度と無く繰り返しやっと形にできたのである。
模型のような盆栽趣味系の楽しみは手間を掛ける事に喜びを見出せる者のみが嗜める事が良く解る。”能率”だの”効率”を求める者にこの趣味は無理だと言う事が良くわかった。まだ今の季節は気温が低すぎてスプレー塗料が上手く吹き付けられないのでこの3号戦車は春先まで塗装待ちとなる。上級者が使うコンプレッサー付きのエアブラシでもあれば話はべつだが。盆栽に急ぐ必要はないのである。やる事はまだ残っている。
つまりジオラマである。戦車模型はジオラマが付物。背景となる舞台の製作に取り掛かる。土と木と岩、建物に人物。マテリアルの差はあれどやはりこれは盆栽に間違いないのである。