福岡市 HANAMARU厨房に逝く | 地球温暖化推進委員会

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 やはり運命には逆らえない・・・。ならば立ち向かうべきであろう。鹿児島で避難指示が出る程の豪雨が九州全域を覆っている中、HANAMARU厨房に向かった。時刻は午後1時半と言う事もありお客はアベックが一組。どうも料理の量に悶絶している様子である。入店して事前情報を確かめようとすると給仕の女性にうまく言葉が伝わない。どうも中国人らしい。厨房を仕切っている”主”の様なおばちゃんが出てきた。トルコライス大盛りは普通の1.5倍の量があると確認したので大人しく普通盛にした。雨の音を聞きながら待っているとトルコライスが出て来た。

 ・・・・・・・・やられたっ!!!!!!!!!!!!!泣きそうだよ!

 直径約35cmの皿に盛られたカレーピラフとナポリタンスパゲッティの上に立派なトンカツが乗っている。おまけにたっぷりミンチ肉の入ったカレールーがかけられている。どう見ても米の量だけで600g以上ある。スパゲッティもほぼ同じ量である。ネット情報では普通盛は約1キロの量とあったが、とんでもない誤差(??)があった。今更後戻りは出来ないのでマニュアル通り、トンカツから食べる。味は普通だが、長崎県内で見かけるカツのほぼ倍の大きさである。次はナポリタンを片付けにかかる。これまでの経験で後半苦しくなった場合、ご飯類は少しづつ水で飲み込めば限界をある程度誤魔化せる事が解っている。ナポリタンが終了した時点で既に満腹状態であった。しかしまだ半分の行程をクリアしたに過ぎない。ここからがひたすら”忍”の一文字である。ほぼ2合強くらい量であった。長い、ひたすら長い時間が過ぎたかに思えるほどピラフの量が減らない。厨房のおばちゃんの鋭い視線を感じつつスプーンに1/3の量でずつゆっくり食べ続ける。考える事は”いつ止めようか?”それだけである。

 幸運な事に午後からの仕事にはたっぷり時間があるのでそれだけが気力の支えだった。食べ始めて約30分強で何とか完食できた。空の皿を前にコップの水をゆっくり飲んでいると厨房の中からおばちゃんが”苦しそうだったけど全部たべたねえ!”と労いの言葉をかけてくれた。やはり監視されていたのである。

 私のバトル中に体重が100キロ程度ありそうな体格の男性がトルコライスをオーダーして食べていた。派手にスパゲッティをすすっている音をたてていたが玉砕したようだ。まだ私が食べている最中にお勘定を払って出ていった。”残したね!”のおばちゃんの一言が彼の背中に突き刺さる。彼はすまなそうに笑って豪雨の中に消えた。

 HANAMARU厨房のトルコライスは恐らく普通盛でも1.2キロ前後あるように思う。何も知らずにトルコライスをオーダーする者はおばちゃんの手荒い歓迎を受ける事となる。しかし、このおばちゃんの手荒い歓迎の仕方はどこか暖かい。何故かまた来ようと思ってしまう。厨房の”主”の人柄によるものなのだろうか。しかし今回はかなり危険な状況であった。普通盛でこれなのだから大盛りにしていたら、料理が運ばれてきた時点で英雄的自爆行為になっていたであろう事は間違いない。