遥かなる思い出 | 地球温暖化推進委員会

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 人は老いてくるに従い、昔の思い出に浸る時間が長くなる。たしか1988年のル・マン24時間耐久レースの事であったと思う。紫色のシルクカットジャガーXJR9がポルシェ962Cを蹴散らして3台のXJR9がパレードさながらの光景でゴールを決めた。あの神々しいゴールシーンが目に焼きついて離れる事はない。

 この時期はターボチャージドエンジン全盛期で962Cは水平対向6気筒の3リッターターボエンジンで1000馬力近い出力を誇っていたらしい。これに対してシルクカットジャガーのXJR9はV型12気筒の7リッターの自然吸気エンジンであった。ちなみに我らがマクラーレン・ホンダはV型6気筒の1.5リッターのツインターボエンジンで1000馬力以上の出力を出していた。

 思えば良い時代であった。プロトタイプカー(通称”Cカー”)レースは姿を消し、GTカーレースとなった。F1からもターボエンジンは姿を消し、1000馬力以上の夢のエンジンも伝説になってしまった。夢のかけらも感じられない世の中になっていきそうな気配がする。

 若者達が血をたぎらせてサーキットを疾走する世の中はもう来る事は無いのだろうか?