1200gの限界 | 地球温暖化推進委員会

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 先日東京に出張する機会があったので前々から某HPで紹介されていたナポリタンとミートソースのスパゲッティしかメニューにないと言う昭和の味覚を売り出している”パンチョ”御徒町店に行く事にした。ターゲットは発券機のボタンに書かれている”変態”の領域の代物らしい”ナポリタン兄貴”である。ここの標準のスパゲッティの量は400gで普通のお店の大盛りに相当するらしい。しかも大盛りを頼んでも料金の追加無しで600gのサービスになる。価格は650円である。変態メニューの兄貴以上の量は兄貴が1200g、番長が1500g、星人が2100gと言う事らしい。ガンダム1st世代の私としては赤い事と3倍と言う条件を満たす”ナポリタン兄貴”を選択した。

 来店時は既に午後2時を過ぎていたが、カウンター席のみの店内は9割がた客が入っていた。場所柄、行列しなくて良い分すいていたと言わざるを得ない。発券機で1050円を支払い席に着くと左隣は少々年配のアヴェック、右はサラリーマン風の男性。男女比は6:4くらいである。他の客のオーダーを聞くと男性の大半は”大盛り”のようだ。運ばれて行く”大盛り”を見たが別に問題無く食べきれる量である。食券を見た女性店員は特別な感じもなく、”ナポリタン兄貴入ります。”と厨房に伝えるだけであったが斜め前の男性と隣の微妙に中年風の男性が反応したのが見てとれた。

 数分後私の兄貴がやってきた。ステンレス皿に盛られた兄貴を見た瞬間、”勝ったな!”と思った。余裕で食べ始めたが先ずその量故になかなか冷めず熱い事に戸惑った。そしてこのパスタとは呼べない麺が曲者である。昔小学校の給食に出て来た蒸し麺であり、麺の断面積は普通のパスタのほぼ倍はありおまけにビヨーンと伸びるのである。そして千切れる時にケチャップの飛沫が周囲に飛び散る・・。ナポリタン風味の焼きうどんと表現してもお店の人から抗議される事は無いと私は断言する。誤解していただきたくはないが、これはそれなりに昭和テイストな美味しさなのである。・・・しかし楽しんで食べる事が出来たのは最初の1/3までであとはひたすら何処まで忍耐できるかと言う状況となった。右隣にいたサラリーマンはさっさと大盛りを片付けていなくなったが左の男女は明らかに、私が食べ終えるかどうかを伺っていた。斜め前の男性もこちらを観察している。2/3を食べ終える頃から苦しくなってきたが、ペースは落ちるものの最後まで食べきった。ほぼ20分強の所要時間であった。食べ終える頃にはお客がかなり減っていたので少しまったりしてから店を出た。

 まだ時間に余裕があったのでJR御徒町からJR秋葉原で腹ごなしで15分程歩いて噂の”ガンダムカフェ”まで移動した。ガンダム30周年でバンダイビジュアルが最近出したカフェである。店内を見るとオタク系とそうでない普通の客の比率は1:4くらいで内装とメニューがガンダムの内容をもじったものである事以外は普通のカフェであった。ここで南米ジャブロー豆のコーヒーを注文した。コーヒーの種類はこのジャブローのみである。店内を観察しつつまったりしていたら、胃ではなくて明らかに大腸に便意とは異なる異変が発生した事が解ったので速やかに宿がある品川へ移動する事にした。下腹部ではなく胃の左下側でガスか何かが蠢いている。尋常ではない状況である事はあきらかであった。品川駅に到着後ホテルまで一気に行くかどうか迷ったが大事をとって駅ビルのトイレに駆け込んだ。

 人は難儀に直面した時何故自分がこんな目に遭わねばならぬのだと状況の理不尽に怒りを覚える事があるだろう。結局ほぼ一時間の時間をかけて私は腹の中に入っていた物を全て京急デパート地下のトイレの便器に強制排出してしまった。目で見て解るほど腹部が凹んでいる。どうやら1200gの兄貴に対応する為、自律神経が強制的に腸を動かした様だった。これで質量保存の法則が成り立ったのだ。

 一瞬気が緩んだのが急に吐き気に襲われてしまった。パンチョを出て既に2時間が経過している。今頃何故?と自問自答していたが、本能的に吐いたほうが利口だと直感して吐き気に逆らわずに便器に吐いてみたが、普通の吐き方と異なり水道の水がホースから出るがごとく、赤いビームが細い放物線を綺麗に描きながら便座に吸い込まれ行くのを見た。胃液の味は殆どせず、二時間前の味をそのまま味わったのである。これを再び胃に納めれば牛並みの反芻能力とも言えなくもないが生憎私は人なのでその必然はない。結果として食べた量の1/3程度は排出したのではないかと思う。原因は前日の夕食を食べ過ぎていたからかもしれないが結局は体調不良と言う事であろう。

 いきなり不快感から解放され余裕でホテルにチェックインしたが内臓に負担がかかったのかそのまま寝てしまった。失神していた可能性も捨てきれないが今となっては既に問題ではない。
夕食の必要が無いのでホテルでテレビを何となく見ていたらBSテレ朝で小林克也のベストヒットUSAを偶然視聴して驚いた。これもまたガンダム同様30周年である。昔と異なるのは小林克也の髪の量のみで何も変わらない。しかし髪の量が30年の時間を物語っている。ナポリタン、ガンダム、ベストヒットUSA全て昭和の産物である。これは感慨無量と言わざるを得ない。

 翌日ももう一回バトルするつもりでいたが、胃腸に疲れが残っている事が自覚できたので今回は戦略的撤退を余儀なくされた。再び上京する時は有楽町のジャポネか二郎系ラーメンに逝ってみようと思ふ。