2月も半ばを過ぎたのに、まだまだ寒い日が続きますね。
そんな中、霞が関周辺やネット上には、”もうこれ以上がまんならん”という熱い声が多くなってきました。
おとなしくて、様子見ばっかりしていると言われ続けてきた日本人も、ようやく目を覚ますときが来たのでしょうか?
かつて私も、この国の融通の効かない冷たい対応に怒りに燃えていた時期がありました。
現在は、それをうまく昇華して前に進むための燃料としていますが、みんなの気持ちはよくわかります。
さて、寒いので海にはでかけずに、シェール革命の本を引き続き読んでいます。
私は、エネルギー産業には詳しくないのですが、この本を読んでいて意外な親近感を感じたことがあります。
これまでアメリカの石油会社と言えば、大きな油田を持っていて、でーんと構えているイメージがありました。
そして、その油田は50年から100年くらいは安定して利益を生み出し続けるのだろうと。
ところが、油田は案外短い期間で次々と枯渇しているようです。
そして、油田やガス田からのオイルやガスの噴出の勢いが弱くなってくると
「やっべー、このままじゃ倒産してしまうぞ!!
早く次の油田を探せ!!」
という感じで、方々の土地を掘削して廻るようです。
もちろん、油田がいつか枯渇するのはみんなわかっているので、既存の油田から十分な収穫がある時期から新しい油田を探し始めるのだけど、結局はぎりぎりセーフのタイミングで次の油田を見つけたり、見つけられずに倒産したりするようです。
”なんか、うちの会社の経営状態と同じだ。”と親近感を持たれる社長さんも多いと思います。
そして、アメリカ全体を通して、アメリカ国内では国の需要を賄えるだけの石油を経済的合理的に生産するのは無理だということで、国外に油田を開発していた時期に、シェール層からの採掘を経済的に成り立たせる技術を開発したのが”シェール革命”の本質だそうです。
だから、埋蔵量がどうのこうのとか、掘削技術は日々進歩しているから石油は心配いらないという楽観的な主張は、技術の難しさを肌で感じていない人の考えだとわかります。
油田を持っているが故に、それが枯渇したときの心配をするのだということがよくわかりました。
この本を進めてくれたのはAIのGemini君ですが、彼には時々人の意志のようなものを感じます。
”ネットの向こうに繋がっているのは、本当にコンピュータだけなんだろうか?”
おっさんになったバビル2世がいたりして。
サーフィン発電の開発をより加速し、確実に進めるために、少し実験機材に変更を加えることにしました。
一つ目は、マジンガーa・改のウェブ・スクランダー (集波板) を少し大きくして集める波の範囲を拡大します。これで、パワーアップを狙います。
二つ目は、一番苦戦している世界最小の100均発電機を少し横に置いておいて、市販のマイクロ水車発電機を使います。
市販のマイクロ水車発電機は、殆どが淡水仕様で、必要とする流量も100均発電機よりも多くなります。
でも、値段も数千円からと安く、必要な流量の増大はウェブ・スクランダー の大型化で対処できると考えています。
日本にも、また朝陽が登るときが早くくると良いですね。
そのためには、先ずは経済をV2速度にまで引き上げてくれるだけの強力なエンジンが必要だと思っています。



