11月になっても、まだ台風の影響を受ける天候です。
雨の休日を利用して、破損した実験機マジンガー a の改造を進めました。
前の海岸の実験では、中心部のタワーの部分がもげてしまいました。
そして、可動部のヒンジに取り付けられたウェブコレクターも、これくらいの小ささでは、なかなか波をとらえきれないことが判りました。
そこで、新しく製作したタワーがこちらになります。
全体に小型化して強度を高め、可動部を失くして、吊り下げ金具を直接に天井に固定するようにしました。
最近はFacebookで、世界中でサーフィン発電 (Surf Stream Power Generation ; SSPG ) に興味を持ってくれる人が増えているようなので、改めて全体像を説明しながら、現状報告をしたいと思います。
SSPGは、海岸に打ち寄せる波のエネルギーを利用して、水力発電を行い、その電力で海水を電気分解して、グリーン水素を生成するプロジェクトです。
将来はどんどん巨大化して行き、多量のグリーン水素を生成できるようになると考えています。
その最初のステップとして、一人で、極力の低予算で、全体を通したシステムを完成することを現在進行形で行っています。
下の写真が現在の実験機の全景です。
大まかに言うと、左側のテーブルに乗っている機体が、海岸で波を集めて来る機体「マジンガー a 」です。
右側のラックに乗っているポリタンクと、ラック周辺の装置が発電機と海水を電気分解する新型電極などです。
下の写真がマジンガー a の拡大図です。
現在は、波の力を利用して、海水をチューブに送り込むウェブコレクターを新たに作り直しているので、真ん中の部分にスペースがあります。
ウェブコレクターは。このスペースの範囲内で、できるだけ多くの波のエネルギーと海水を集められるように再設計中です。
今回の改造で、タワーの可動部を失くしたので、チューブはより大口径で硬いものにし、途中の水流の抵抗となっていたコネクタもなくしました。
右側のラックとその下の水車が、揚力発電装置になります。
SSPGでは、揚力発電が必ずしも効率の良い発電方法とは思いませんが、今回は大手電力会社が採用していて、実績のある揚力発電を採用して、そのミニチュア版を作ってみました。
とても小さな揚力発電装置ですが、大手電力会社のシステムより勝っているところが一つあります。
彼等の揚力発電所は、深夜時間帯の余剰電力を使って、ポンプで水を貯水池に送り込んでいます。
一方、SSPGでは波の力を使って、1年365日、24時間、環境負荷をかけることなく、海水をタンクに送り込めます。
タンクの左下にあるのが、発電機です。
これは、ダイソーで100円で買ってきた、幼児向けの玩具、水車セットにコーナンで買ってきた3Vのモーターをくっつけて発電機としたものです。
正直、この発電機にはメチャクチャ苦労しています。
水車の作りが”ゆる”過ぎて、モーターを付けて回転させる位置決めがなかなかむつかしいです。
モーター側に電池を繋いで水車を回転させるのは安定してきましたが、水車を廻して発電する実験はこれから行います。
しかし、100円の水車を発電機に利用するアイデアは少し、ムリがあったかも知れません。
しかも、この水車には、セットでスコップとタコも付いてきます。
だから、水車の値段は70円くらいかも知れません。
こちらは、発電機から送られてきた交流電流を直流に変換する整流回路です。
電気分解に使う電気なので、電極に交流を送ることはNGです。
でも、綺麗な直流に変換する必要もないので、平滑用のコンデンサも使わずに、ダイオードだけで、基本的な回路を作りました。
問題は、ダイオードの順方向の電圧降下です。
何しろ、発電機の出力がとても小さいので、少しでも電力のロスをなくしたいところです。
大阪日本橋で買ってきた小さなショットキバリアダイオードで回路を作ってみました。
そして、こちらが私のブログでは何度も出てきている、稠密度に電極を配置して、高効率に水素を発生する新型電極です。
さて、これから改良型のウェブコレクターを作ってゆきます。
ダイソーで厚さ1mmと1.2mmのポリプロピレンシート (乳白色、両面ツヤ無し) をそれぞれ2枚ずつ買ってきました。
近頃は、このポリプロピレンシート は人気が高くて品薄状態だそうです。
上の仕様のものは、このお店の在庫はこの2枚ずつのみでした。
私は、それを全て買ってしまいました。
そう、生まれて初めて”買占め”というのを、してしまいました。
「マジンガ― a・改」はいつできるのか?
お楽しみに。









