ナチュテク | フルメタルジャケット

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こんな時代だけれど、日本のモノづくりを再起動したい。

9月になりました。

暑かった夏も終わり、秋の訪れです。

 

でも、まだまだ暑い。

50年ぶりくらいに枚方に戻り住み、まもなく1年がたとうとしていますが、枚方って、こんなに暑かったかなぁ...というのが正直な感想です。

 

 

 

 

 

さて、前回はいきなり静電気で電気分解を始めようとして失敗しました。

 

 

 

 

まあ、これはあらかじめ予想していたことで、これを成功させるにはもっと緻密に準備しなければならないようです。

 

それでも、ウィムズハースト起電機からスパークは飛んでいないし、塩素臭もしていたので、眼に見えない程度の量の水素は発生していたかも知れません。

 

 

今回は”普通の電気”を使って、もっと分かりやすい実験をしました。

 

乾電池を1個から12個まで直列につなぎながら、電圧を変えて背面型電極で、水素がどれくらい発生するかを観察しました。

 

 

 

 

この動画を観ると12V~18Vで水素が安定して多量に生成できているのが判ると思います。

 

これは乾電池を使ったささやかな実験ですが、実際の海は広く、波の力は強大です。

 

その一方で、波は寄せたり、引いたり絶えず変化するので、大きな発電機を回して安定して電力を得ることはできません。

 

その代わり、水車(みずぐるま)とそこから伸びる回転軸に、15V程度の電圧を効率よく生成する小型の発電機を複数個用意して、それぞれの発電機に背面型電極を何枚かずつ取り付けると、多量に水素を生産することができるだろう.....と思いませんか?

 

海水を電気分解することと、その電気を波のエネルギーで賄うことは簡単に思いつくことでしょう。

 

他方、海岸に打ち寄せる波を整流し、水車を効率よく廻し、さらに、それにつながる複数台の発電機を、その瞬間の状況に合わせてつないだり切り離したりして、電極に発生する水素の収穫量を最大化するのは、高い制御技術が必要でしょう。

 

海水や波のエネルギーの利用と、高度な制御技術が合体した”ナチュテク”がサーフィン発電の考え方です。