一休寺に参拝した後は、この日の最初の最寄り駅、近鉄京都線・新田辺駅を目指して歩いて行きました。
最初に渡る踏切はJR学研都市線(片町線)です。
北側に見える駅は京田辺駅です。
さらに進んで、近鉄京都線の新田辺駅に到着しました。
新田辺駅の南側の踏切を渡って、東に向かって歩いて行きます。
到着したのは、住宅街を流れる防賀川(ほうかがわ)です。
まっすぐに流れる小川の両側に散策路が整備されていて、この道は次の駅、興戸駅の近くまでつながっています。
まるで、私のために準備していただいたような川沿いの路です。
クルマを気にすることなく、のんびりと歩いて行きました。
途中に銅像が見えてきました。
遠くから見ているときは、河童の像だと思っていました。手に持っているのは清酒”黄桜”かと。
でも近づいてみると”夏の川”と名がある少年の像でした。
最近の子供たちは川遊びをするのかな?
川沿いの緑道には何か所かベンチがあって、休憩できるようになっています。
今日はここで昼食のおにぎりを食べました。
ちょっぴり、自分の子供の頃のことを思い出しながら。
昼食を終えて、再び歩き始めました。
遠くに、先ほど訪れた一休寺のある山が見えます。
興戸駅に到着しました。
橿原神宮前駅行きの普通電車が出発するのを待って、今度は西側に向かって歩いて行きました。
この電車に乗れば、今日中にはゴールの樫原神宮に行けるのに、変な奴です。
再び、JR学研都市線の踏切に来ました。
踏切の20mほど北側には、歴史を感じさせる赤レンガのトンネルがあります。
長さ15mの短いトンネルですが、トンネルの中は真っ黒に煤けています。
今は電化されて都市間を結ぶ電車が走るJR学研都市線ですが、この線路は間違いなく片町線であることを思い起こしました。
昔はここを短い貨車を引きながら、蒸気機関車C11がゆっくりと走っていたことでしょう。
小さな子供の頃に、四条畷駅でC11を見てから、すっかり鉄道ファンになった私です。その頃の痕跡をここで発見しました。
府道22号線の歩道を南に向かって歩いて行きました。
午後3時。
近鉄京都線の三山木駅に到着しました。
この日の歩きつなぎのてくてく旅は、ここがゴールです。
でも、そのまま近鉄には乗らないで、駅前ロータリーを挟んで反対側にあるJR三山木駅へ向かいました。
やってきた電車に乗って”片町線”の旅を楽しみながら、帰路につきました。