京阪電車の宇治駅の駅前を通り過ぎたところで、宇治川に架かる橋が「宇治川橋」です。コンクリートでできていてクルマも走る橋ですが、欄干は木で作られています。
随分と歴史のある橋のようで、近くにある案内には、最初に橋が築かれたのは約1300年以上も昔のこととあります。日本で最も古い橋のひとつのようです。
古今和歌集や源氏物語にも登場する橋だそうです。凄い!!
源氏物語にでてきた世界と同じ場所に立っているのです。
ちなみに現在の橋は平成八年の建造だそうです。
近くには宇治川ラインの石碑が立っています。
宇治の落ち着いた街並みを歩いて行きます。
狭い道ですがクルマもそれなりに通るので注意が必要です。
こちらの古風な建物には「京都府宇治茶業会館」と看板が掲げられています。正面に向かって右側には「宇治茶道場」とあります。道場というと武道を思い起こしますが、お茶も茶道というから練習場所は道場ですよね。なっとく。
川べりは公園となっています。
さっきまで歩いてきた堤防と比べてかなり高さが低いように感じます。
上流に天ケ瀬ダムがあり、さらに上流の琵琶湖の出口には瀬田川洗堰(せたがわあらいぜき)があるから、水量は良くコントロールされているのでしょう。
宇治神社に到着しました。
学業成就・受験試験合格の神様である菟道稚郎子命(うじの わきいらつこの みこと)を祀る神社です。これからの受験シーズンには訪れる人が多くなりそうです。
この日は七五三で小さな子供を連れた多くの家族が参拝に来ていました。
鳥居から山の方に参道がつづいています。
兎の形をした彫刻の口からお清めの水が流れ出ています。
人々を正しい道に導く兎だそうです。
この神社も岡崎神社同様に兎に所縁のある神社です。
本殿の前には知恵の輪が設置されていました。
あと、40数年早く訪れていれば良かったです。
ちなみに知恵の輪があるのは11月終わりまでだそうです。
境内の木々は綺麗に紅葉しています。
宇治神社の境内を左側に抜けて山に向かったところに、宇治神社に隣接するように宇治上神社があります。
すぐ後ろが山になっていて、とても小さな境内の神社ですが、
ユネスコの世界遺産に登録された神社のひとつです。
写真の中央奥が拝殿と本殿がある境内ですが、この日は宇治神社と同様に、たくさんの七五三詣での家族で賑わっていました。
赤、緑、黄色の葉っぱが織りなす木漏れ日の中を歩くことができました。
朝霧橋を渡って宇治公園に向かいます。
赤い欄干の橋の上には、夜間のライトアップに使われるライトが設置してあります。
橋の途中からの上流の眺めです。奥の山々を回り込むようにして琵琶湖からの川が流れてきています。
宇治公園は宇治川の中にある中州をブロックで固めて作った公園です。
とても眺めが良くて、川の流れを見ながらのんびりするのが楽しいです。
川にはまらないように、島の周囲にフェンスが設置してあるのが、昔と変わったところです。
近くに学問の神様もいらっしゃるし、子育て世代にぴったりの公園のようです。
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