伏見稲荷駅の前を通り過ぎて、西側に歩いて行くと幹線道路に行き当たります。師団街道です。昔の帝国陸軍第16師団が深草にあったことから名前が付いたようです。
師団街道を南に歩くと、すぐに龍谷大学のキャンパスに到着します。大学生の歩く流れについて、再び東に進路を取ります。
竜谷大前深草駅に着きました。大学が移転してきて駅名が変わりましたが、駅舎も新しく大きくなったようです。
駅の自由通路を渡って、東側に出ました。すぐ横に運河が流れています。この辺りの運河も琵琶湖疏水からつながっているようです。流れはいたって穏やかです。運河に沿って散策路が整備されています。これは歩きややすそうです。
運河に沿った散策路と、奈良街道を行ったり来たりしながら南に歩いてきました。正面に名神高速道路の高架が見えて来たら藤森駅です。
京阪電車の藤森駅に到着しました。プラットフォームの上を名神高速道路が横切っているというちょっと変わった駅です。
電車に電気を供給する架線は高速道路の下を潜り抜けていますが、信号ケーブルやそれをつなぐ鉄柱などは名神高速のさらに上に出ています。
そして、この駅は高速バスの「京都深草バス乗り場」の最寄り駅です。
横浜から大阪に移り住む前、両者を頻繁に行き来していましたが、その時は交通費削減のために高速バスをこの駅から利用していました。
そして、高速バスに乗る前は駅前のファミマでおにぎりを調達しました。今回の昼食もこのお店で調達です。
京都深草バス乗り場付近の高速道路沿いには公園が整備されています。ここのベンチで昼食タイムにしました。
思い出の京都深草バス乗り場に来ました。前にここからバスに乗って横浜に帰ったときは、バスがなかなか来なくて炎天下で熱中症になる寸前でした。
京都~横浜高速バスの旅・猛暑のバス停 | フルメタルジャケット (ameblo.jp)
風立ちぬ 今は秋 ~ ♪
再び師団街道、そして奈良街道へ渡って南下しました。
奈良街道沿にある藤森神社に到着しました。
入り口のところには「勝運 馬の社」藤森神社と書いた大きな看板があります。競馬とも縁があるのでしょうか。
西側の鳥居から進んで行って、正面には舞殿と思われる社がありました。舞台が東と西に分かれていて、中央を通り抜けることができるようになっています。
藤森神社です。
人生に勝利できるようにゆっくりとお祈りしました。
お社の右のほうに看板がありました。
藤棚を作る話のようです。鬼滅の刃を思い出しました。
社の一つには、奉納された競馬の絵がありました。
やはり、ここは競馬ファンにとって大切な神社のようです。
京阪電車墨染駅です。この辺りは短い間隔で小さな駅が続きます。
運河の流れが緩くなり、人工の池のようなところに出ました。
伏見インクライン上ダムです。
いつもお世話になっているGoogle マップを見るとここから少し西に伏見インクライン下ダムとあります。
昔は、上ダムと下ダムの間に線路が引かれていて、その線路上を台車に乗せられた船が往来していたのでしょう。
以前に紹介した蹴上インクラインと同じですね。
京都から奈良へ歩きつなぎの旅12~インクライン | フルメタルジャケット (ameblo.jp)
伏見インクライン下ダムから先は淀川につながって、大阪湾までゆけたことと思います。
琵琶湖から京都を通って、大阪、そして海へと繋がっていたとは冒険ロマンを感じます。昔だったら堺から船に乗って異人さんの国に行ったことでしょう、
前方に近鉄電車の高架が見えてきました。
上賀茂神社を出発して京阪本線に沿って南下してきた京都~奈良歩き繋ぎのてくてく旅は、丹波橋駅で近鉄京都線へと”乗り換え”ます。
京阪電車の丹波橋駅に到着しました。
駅前がちっちゃい~っ!!
というか、駅前が無い。 証明写真の自動撮影機が一つぽつんとあるだけです。
子供の頃から近鉄線の乗換駅である丹波橋は数えきれないほど利用してきたし、現在は特急電車も止まる駅になっています。
でも、丹波橋駅の駅前に出たことは一度もありませんでした。
京阪と近鉄の丹波橋駅を利用する乗客のほとんどが乗り換え客だと思われます。
駅の階段を上って改札口に来ました。
いつも通勤に使っている駅です。右奥へと繋がっている通路が近鉄との連絡通路です。
自動改札機の多さから、この駅が主要駅であることがわかります。
次回からは、近鉄京都線に沿ってのてくてく旅が始まります。





















