ケーブルカーの不思議 | フルメタルジャケット

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こんな時代だけれど、日本のモノづくりを再起動したい。

 お久しぶりです。

 ブログを更新するのは6年ぶりです。

 また、まぽつぽつと書き始めて行きたいと思いますのでよろしくお願いします。

 

 少し前の話になりますが、かつて小学生時代に住んでいて今も母親や兄弟が暮らす大阪府枚方市に”里帰り”してきました。

 枚方市の東隣は京都府八幡市になりますが、ここに子供のころによくお参りした岩清水八幡宮があります。岩清水八幡宮に行くには麓の京阪石清水八幡宮駅からケーブルカーで登ってゆきます。

 ちなみにこの岩清水八幡宮口駅は、以前は八幡市駅という名前でしたが、2019年10月に現在の名前に変更されたそうです。その岩清水八幡宮駅に隣接しているのがケーブル八幡宮駅です。

 

 今回乗ったケーブルカーの車両には「こがね」という名目がついていました。名前の通り金色で、これに乗ってお参りをするとお金持ちになれそうな予感がしてうれしいです。

 子供のころ、およそ50年位前に乗った車両は京阪特急とおなじカラーリングをしていました。当時の京阪特急は大阪側の京橋駅と京都側の七条駅間はノンストップで走っていたので、真ん中あたりの枚方市に住んでいた私は急行にしか乗れなくて、特急電車色のケーブルカーに乗れるのがすごく楽しみでした。 

 

 ちなみに、この路線にはもう一台車両があって、それには「あかね」という名前が付けられていました。車体はあかね色しています。

 

 ケーブルカーは発車するとほんの3分ほどでケーブル八幡宮山上駅に着いてしまいます。短い時間ではありますが、車内には雅な音楽と簡単な案内放送が流れてなかなか良い雰囲気です。

 そんな50年ぶりに乗ったケーブルカーで新たな発見がいくつかありました。

 

その1.

 ケーブルはゲレンデのリフトのように輪っかになったものがぐるぐる回っているのではなく、エレベータのように対抗する2台の車両がそれぞれのケーブルの端っこを掴んでいてそれが登りと下りで引きあいながら動いている。

 だから登りの「こがね」が下りの「あかね」とすれ違うまでは軌道を這うケーブルは1本です。すれ違ったあとは軌道上には2本のケーブルが動いているのがわかります。

 

その2.

 ケーブルの山上駅には軌道を見渡す運転室があって、ここで監視・操作している人がたぶん、運転手なんだろうと。

だからケーブルカーの運転席にいる人は車掌なんなんだろうと。

 

その3

 ケーブルカーのポイントが複雑すぎてよく判らないないということ。普通の鉄道の線路に加えてケーブルが這っているし、ケーブルを通す滑車も存在するのでポイントの構造が複雑になっています。さらに、ケーブルカーはゆっくり動くので車両が通過する直前までポイントは動いていないようです。前面展望を見る限りでは車両の通過前にポイントが切り変わる動作を見ることができません。

 

その4

 基本的に単線のケーブルカーの路線ですが、すれ違いの部分は複線になっています。男山ケーブルでは、複線部分がちょうどコストのかかるトンネル部分になっています。

 

 詳しくは下にYouTubeのリンクを貼っておくので興味のある方は見てください。

 鉄オタに自慢できる”へぇー”があるかも。

 

 

 

 

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