BtoC(企業と顧客)ビジネスの根幹を揺るがす問題だと思いますが、皆様のお考えはいかがでしょうか?
3年を賭けた債務処理もようやく完了の時が近づき、将来のことをいろいろ前向きに考える時間をもてるようになってきました。
そんなとき、ANAの旅作で航空券とホテルを予約しようとしたときに問題が起きました。
WEBページに顧客番号とパスワードを入力すると、
「御利用のお客様番号では、この機能はご利用になりません。」
というメッセージが出て、先に進むことができません。
いったい何が起こっているのだろうかとANAに問い合わせて見ると、今年の7月1日付けでクレジット会社から退会の手続きが出されたので、私はもはや顧客ではないという扱いだそうです。
確かにANAマイレージクラブの会員になる際には、三井住友カード発行のクレジット機能付のカードを選択しました。
しかし、クレジットカードは約4年前、経済的な事情から退会しました。
正しく言うならば、退会させられました。
それに伴って、顧客番号を失うことになるのも理解できるのですが、それならば4年前に同時に失い、マイレージなり、スーパープライヤーズなり、スターアライアンス・ゴールドのメンバーシップの移行手続きの案内が有ってしかるべきです。
現に、ニコスのクレジットカード機能付のJALカードは案内が送られてきて、何のトラブルもなく、JALマイレージ・バンク・カードに移行完了しています。
じゃあ何故、自分から進んでANAマイレージクラブ・カードに移行しなかったかというと、ANAからは写真のようなANAマイレージクラブ発行のスーパープライヤーズ・カードが毎年送られてきて、季節ごとの機関紙も送られてきて、マイレージも通常通りに使えていたから、移行の手続きも終了したと思っていたんですね。
事実、ANAも6月30日までは、私をお客様として扱っていただいていたことを認めています。
ここから、ANAの対応がダッチロールを始めます。
最初は、「お客様とクレジットカード会社の問題だから、詳細はクレジットカード会社に問い合わせてください。」と言ってきました。
クレジットは4年前の退会の時に鋏で2つに切って返信用封筒に入れて、クレジットカード会社に返信したので、今更、連絡先も会員番号も判りません。
そもそも、4年前に縁も縁も無くなった会社が、今頃になって何の連絡もなく、私のANAの顧客番号を勝手に消滅させることができること自体がおかしな話です。やるならば、クレジットの退会手続きと同時にやるべきでしょうと。
いろいろあって、ANAに改善策の提出を求めましたが、それはできないの一点張りでした。
理由はクレジット会社に改善策を要望しても回答が何時になるか判らないし、回答がもらえるかも判らないということでした。
ここで判ってきたことがあります。
私は昔、ANAのマイレージを貯めたくて、ANAのWEBを通じてクレジット機能付のANAカードを申し込みました。
しかし、その実態はANAのマイレージがおまけで付いてくる三井住友カードを選択したに過ぎなかったのです。
ANAの顧客の管理権限もANA自身にはなく、クレジット会社のやりたい放題、若しくは丸投げ状態と言うことです。例え4年間放置された後に突然解約されても、ANAは何ら善処策が無いと言うことです。
世の中には、数え切れないほどのジョイント・カードが存在します。
皆さんも、航空会社や鉄道会社、百貨店やその他もろもろのジョイント・カードをもっていることでしょう。
そして、それぞれの会社のWEBサイトにログインしたり、買い物をしたり。
しかし、その情報は実際はどの会社が握っているのでしょうか?
少なくとも顧客の退会手続きに何ら権利を有していない航空会社が、自社の顧客情報を管理できているとは思えませんが、いかがでしょうか?


