フルメタルジャケット 海とサーファーが教えてくれた その8 | フルメタルジャケット

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[8].3回目の急性心筋梗塞
 2007年の5月には、循環器呼吸器病センターでカテーテル検査を受けました。検査をして下さったのは若い先生でした。検査後のカンファレンスでは1カ所、僅かに血管が細くなりかけているところがありますが、未だ大丈夫なのでしばらく様子を見てゆきましょうと言うことでした。
 その夜は病院で一泊することになっていました。夜に主治医の先生が病室にやって来て、過去2回の発病の経験があるから、今回見つかった血管の狭くなった部分にもステントを入れて処置する方針だと告げられました。そして7月15日に治療のためのカテーテル手術の予約を入れました。本来ならばこの程度の狭窄では、保険の関係などもあって手術に踏み込めないそうですが、この時の先生の判断が結果として3度目の命拾いへと繋がりました。

 7月15日の当日、循環器呼吸器病センターでの手術が始まりました。カテーテルの先端が心臓の冠状動脈まで届き撮影が始まった直後、先生が驚きの声を上げて、スタッフに1ヶ月半前の映像を出すように指示をしました。
 前回の検査で見つかっていた血管の狭窄部分では既にプラークが破裂して、血管が殆ど詰まりかけていたそうです。ただ、この時は完全に血管が詰まった状態ではなく10%弱程度、血流が保たれていました。もし、この状態であと1ヶ月も放置していたならば、血管は完全に詰まり、既に2度に渡るダメージが残る私の心臓は持ちこたえることができなかっただろうと言われました。
 この時の手術はそれまでよりも長い時間がかかりました。途中で血管の内側が裂けてステントを3個連ねて入れるなどの処置が取られました。それでも、この時は血管が詰まる前の処置だったので、新たな心臓へのダメージも無く、手術中も比較的リラックスしたままで手術台に横になっていました。
 それまで、手術と検査を含めて10数回のカテーテルでしたから、自分もすっかり慣れたものになっていました。そしてこの時点で、私の心臓に入れられたステントは全部で9個になり、血管の破裂しそうな場所は破裂してしまい、詰まりそうな場所はステントで守られたフルメタルジャケット状態になりました。
 
 私の様に、極めて厳重に管理された中での短期間で、3回も急性心筋梗塞になるのは極めて希だそうです。みなと赤十字病院の先生も、2回目の治療のあとで、3回目の発症があったら医学界で発表できるほどの珍しい例になるので、先ずその心配は無いでしょうと言っていただいていましたが、しっかりとその3回目を経験していまいました。

 しかし、その後は血管が詰まることはなく、心臓のダメージを受けた部分はそのままで、左右とも下半分は動かないままですが、ここからそれ以上に、あり得ない状況で身体状況が回復してゆきました。
 そしてその奇跡をもたらしたのは、支えてくれた人達の暖かさ、強くはないけれど負けない精神力、そして毎日のウォーキングでした。



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