私のブログを昔から読んでいて下さる方には、昨年の11月頃から折に触れ、リアルタイムで、進捗に触れてきているので、あのことかと御存知だと思います。
そして特許を一度でも自分で書いて、手続きをした経験がある方なら、どれくらい”あり得ない”ことが起こっているか、その偶然性に驚かれることでしょう。
弊社はもともと貧乏なので、特許を申請するにあたっていっさい、弁理士さんのお世話になっていません。
その当時にいた社員が特許の勉強を始め、いろいろ複雑な仕組みを勉強し、中小企業を対象とした特許料軽減処置と早期審査請求対象企業の認定をとり、電子出願の環境作りなどを根気よくマスターしてくれました。
私は毎朝のミーティングでその報告を聞き、進捗状況を考えながら、平成23年11月29日に、特許の文章と簡単なアイデアスケッチを描いて彼に渡しました。
彼は文書の書式を整え、CADで図面を書き、書面でこの特許を特許庁に提出しました。その日付が平成23年12月6日です。
その特許の名称が「整流板とフロートを用いた波力・水力発電方法」になります。
その後、「サーフィン発電」という商標の出願を行いました。それが平成23年の12月19日です。登録商標の場合、中身自体は簡単ですね。
両方とも1回ずつ、拒絶理由通知を受け取りました。
1回ですんなり通ることが無いのは、ごく普通のことです。
それぞれ、理由書や補正書を提出してめでたく登録査定になりました。

後日、登録証、特許証が郵送されてきましたが、その日付をみてビックリ、両方とも平成24年5年5月25日でした。この日はちょうど日本政府の海洋エネルギー利用推進に関する発表があった日でした。こんなに偶然が重なることがあるものでしょうか?
しかも、5月末は、昨年の10月に公言して始めたてくてく旅の最終フィナーレの時期とも重なります。

一連の手続きに関しては素人同然の自分達で書いた特許と登録商標がこんなに早く、このタイミングで登録されるとは思ってもみませんでした。

やれば何とかなるものですね。
さて、具体的な中身ですが、請求項目については全部で3つです。
一つ目は、発電機になる、翼を持ったフロートがついた水車です。
図のように、後ろから水の流れを受けて羽が開き、フロートを押し、発電機を備えた水車を廻す構造です。
ちょうど、スキー場のリフトが電力の供給を受けてロープに繋がったゴンドラを運ぶ方式の逆です。
前方向から水の流れを受けたときには、翼を閉じて抵抗を少なくして水の流れを受け流します。
この部分をサーファーの動きからヒントを貰ったのでサーフィン発電という名前にしました。
この方式の最大の特徴は、小さな物から大きな物まで、同様の構造で作れるということです。
私は機械の専門家ではないので、細かいことは判りませんが、細かいことを批判する知恵があったら、前向きなアドバイスを期待しています。

サーフィン発電の名称そのものは、もっと広く、水平方向の水流を用いて発電する方式全体に使って貰えればと思います。この主旨に沿って名称を使用するだけならば使用料を払えとは言いません。
項目の二つ目は、海岸で使用するタイプで、上の発電機の廻りに集波板を取り付けて、より多く海流を集めて、且つ整流して効率的に発電機を廻す構造です。
水平方向の動きに転じた波を利用するのであれば、この構造は単純で理解しやすいと思います。
海が荒れた日が続く冬の日本海側の海岸に設置すると、たくさん電力を生み出しそうです。

将来は、集波板を大きくして波を集めてきて水平方向大きな流れに転換する仕組みを考案して実現してゆきたいと考えています。
しかし、これは波打ち際の小さな装置を作るのとは、全く別次元の話しになります。
波は非常にデリケートでまるで、生き物のような挙動を示すようにさえ見えます。
その話しはまた明日。
項目の3つめは、河川で使うタイプです。
川の流れは、河口付近を除いては常に上流から下流なので、下半分を順方向にして流れの中に浸けて使います。
増水した場合には上側も流れにさらされますが、その際には翼が閉じられて抵抗が少なくなります。
特に早い流れや急な斜面を必要とするものではないので、何処かの川の中流域や何処かのダムの排水口に付けて、もう一ひねり電力を稼ぎ出すのに適しています。

昨日は某所で四方山話をしていた中で、河川の中に杭を一本打つのも大変な手続きが必要になるという話しがありました。
それは、政治や行政でなんとか変えて行ってもらわないと・・・。
以上の項目について、ライセンスの使用に感心のある自治体・機関、法人、NPO法人、個人の方は、下記までメールで御連絡下さい。
info@agile-patch.co.jp
但し、単なる冷やかしや様子見の方はご遠慮下さい。
また、弊社は小さな会社ですので、即決、即断の即締め切り、転売等もあり得ますので
その際はご容赦下さい。
水面を走る翼が、この閉塞感漂う世の中を少しでも変えて行ってくれれば、ここまでがんばってきた甲斐があります。
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