「サーフィン発電」の登録商標と特許取得について | フルメタルジャケット

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こんな時代だけれど、日本のモノづくりを再起動したい。

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 「サーフィン発電」につきましては、昨年の11月30日のブログに

”昨日は海岸線を1年間歩いた成果として特許を一つ書きました。”

と記述して以降、時々情報を小出しにしてきました。
 
 このほど、その特許が登録査定となりましたのでお知らせします。
 また、合わせまして「サーフィン発電」という言葉も商標として登録査定になりましたことをお知らせします。

 
 サーフィン発電は、海岸から沖合に向かって大きな集波板を設置し、大きな波のエネルギーをなるべく減衰することなく海岸に集め、集波板の終端部分で水平方向の強い海水の流れを発生させて行う波力・水力発電の方式です。
 一節によると日本の太平洋の沖では1平方メートル当たり10kw/hの波のエネルギーがあるとも言われています。その巨大なエネルギーは毎時約10km/hで海岸に押し寄せながら摩擦で急激に減衰し、残り僅かとなって浜に押し寄せています。その減衰を減らし、効率良く電気エネルギーに変える方法を1年と半年、海岸を歩きながら考えてきました。
 また、Wikipediaで”波力発電”を調べると、単位面積当たりのエネルギー量は太陽光の20倍から30倍に達すると書いてあります。
 その一方で、従来からの波力発電は、波のエネルギーを点で受けたり、線で受けるにとどまり、殆どのエネルギーを享受できずに終わっていました。

 サーフィン発電では、広く、そして遠くから波のエネルギーを集積して来ることでこの問題を克服しようとするものです。

 また、より実現が容易な、川の流れを使った発電や、港の入口に置く小型の波消しを兼ねたタイプもあります。

 週末毎に海岸を歩いていた途中で起こった東日本大震災には大きなショックを受けました。そのことが、その後の海を見る目、考える力を後押ししてきました。そして、その結果、非常にシンプルな構造に行き着きました。
 私は、この技術を若い人達や子供達、そしてこれから生まれてくる子供達の未来のために残してゆければと思っています。

 研究は始まったばかり、実用化にはこれから克服してゆかなければならない様々な技術的な課題があります。いろんなことを言う人達も出て来ることでしょう。
 しかし、サーフィン発電には現代の技術では乗り越えることができないような、大きなブレイクスルーを要求するような課題は在りません。
 また、波の力、引力、浮力など地球の物理になるべく素直に従って、無理をしない構造になっています。
 それ故に、人々のやる気が集結したならば、大きく育ってゆくと信じています。

 先ずは横浜の小さな波が立つ海から始めようと思っています。

 御興味のある方は、弊社ホームページの”お問い合わせ”のページから必要事項をご記入の上、連絡下さい。
 
  株式会社アジャイル・パッチ・ソリューションズのホームページ

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 この種の話は、先ずバカが先に走り出さないと始まりません。
 ライト兄弟以前の時代の人達が、今の旅客機の様相など想像できなかっただろうと思われるように、小さくても、実用化までにたくさんの問題が見えていても、先ずは試すところから始めるものです。


 ちなみにサーフィン発電の名前の由来は、波乗りをするサーファーの姿からではなく、サーファーが沖合に向かうときに向かってくる波に対してボードを抱えて面積を小さくして波の下に潜り、波をやり過ごす動きからヒントを得て考案した機構を採用していることに由来します。