10月16日の日曜日は、館山駅を出発してひたすら国道410号線を歩き、房総半島の最南端、野島崎まで到達しました。「南の風を起こそう」シリーズの最終目的地です。
7月17日にこのシリーズを開始してからのべ12日目でした。2010年11月29日にスタートした「湘南・伊豆てくてく旅」と、2011年5月5日にスタートした「東京湾てくてく旅」と合わせると、伊豆半島の下田市から、房総半島の白浜まで歩きつながりました。3部作の完結です。
昨日からの激しい雨と風が残る悪天候の中のスタートでした。房総半島に渡るフェリーはうねりの中を進みました。館山駅に着く頃には急速に天候が回復し、風も弱まり、絶好のてくてく日和になりました。南の海岸線に出てからは南西の風が背中を押してぐんぐん距離が伸び、タイトル通り”南の風”が吹きました。野島崎から館山への帰りのバスは絶妙のタイミングで待っていてくれて、金谷港では夕焼けに浮かぶ富士山が神秘的な姿で出迎えてくれました。
旅のフィナーレをあらゆる自然が歓迎してくれたようで、自然の偉大さと不思議な力を感じた1日でした。
朝は6時30分に自宅を出ました。館山に10時に到着するには、久里浜を8時20分に出航するフェリーに乗らなければなりません。
昨夜の激しい雨はやんだものの、まだ雲は厚く、時折小雨がぱらついていました。そして強い風が吹いていました。
京急の久里浜駅から久里浜港へ向かう道には、今週も綺麗な花が咲いていました。本当に心が安らぎます。

久里浜港にはちょうど「しらはま丸」が入港していました。
東京湾フェリーに乗るのはこれで5週連続です。それも、この日で一区切り。少し感傷的になります。例によって朝食にたぬきそばを食べて、船に乗り込みました。

コーヒーを1杯飲み終えた頃に、「しらはま丸」は金谷港に向けて出港です。
これまでと違うのは、海にうねりがあることと、南から強い風が吹いていることです。
久里浜港の外に出た直後から船は揺れ始めました。
そして、とりわけ大きな波に当たった時には2階の窓にも波をかぶりました。
「しらはま丸」はたくさんの漁船や貨物船が行き来する浦賀水道を、波しぶきをあげながら金谷港を目指しました。

船酔いするとか、恐怖を感じるとかいうほどひどくはありませんでしたが、大きな波しぶきが立つ度に、船内でどよめきが上がります。

はるばるきたぜ 房総へ
さかまく波を のりこえて~♪
房総半島が間近に迫ってきて、安心していると・・・

ドカーン!!と大きな波を喰らいました。

そして、窓に海水が降り注ぎます。

東京湾でさえこれなのだから、「しらはま丸」より小さな「宗谷」で南極まで行くのはさぞかし大変だったことでしょう。
東京湾てくてく旅その50 ワンピース(潮風公園→東京テレポート駅)
「しらはま丸」は遅れることなく午前9時に金谷港に接岸しました。

海上は波が高いですが、南西の空には青空が見え始めています。風が強く、雲の動きも速かったので、急速な天候の回復が期待できました。

JR内房線の浜金谷駅から9時25分発の下り電車に乗って、館山には9時50分過ぎに到着しました。

この日は、ここから歩き始めです。

天候は一段と回復し、駅前のロータリーの花壇がとても綺麗です。

なんだか、奇妙な動物も出てきました。

何はともあれ、野島崎を目指して歩き始めました。

旅のログ-伊豆・湘南・東京湾・房総半島てくてく旅(その3)
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