明鐘隧道の横から旧道に入りました。途中にロープが張られているのはsenior styleさんのブログ通りでした。

その先は少し事情が違っていました。senior styleさんは明鐘隧道の横の旧道を落石に注意しながらトンネルの反対側に比較的簡単に歩かれたようです。しかし、3年後の旧道は完全に草で覆われていました。少し踏み入りましたが、背丈以上に伸びた草で行く手を阻まれ、堆積する岩で何処が道なのか判らなくなってきました。

彼が通られてから3年の間に、草で道が完全に覆われてしまったようです。季節も、私の方が夏の終わりに近かったので、その分、多くの草が残っていたようです。
仕方ないので、海岸に降りることにしました。
この付近は岩場での釣り人も多く、岩場の海岸に降りる階段が有りました。

岩場に降りました。一枚岩の大きな岩場です。ここを南に向かって進みました。

途中で行き止まりです。

付近の崖を探すと、上に登って行けそうな踏みあとが見つかりました。
手足を使いながら踏み跡をたどって上ってゆくことにしました。

この”道”は正解でした。ちょうど、明鐘隧道の反対側のロックシェッド(落石除け)のところに出ることができました。

振り返ると、草に覆われたところに、電柱と電線が通っています。おそらく、この電柱に沿って旧道が有ったのでしょう。

ロックシェッドを通過したところに鋸南町を示す標識が有りました。国道の左側には鋸山自動車道が分岐しています。ここを歩く人はめったにいないようで、料金所のおじさんが珍しそうにこちらを見ていました。

その反対側は広い空き地になっていて、売地の看板が立っています。senior styleさんが写真に収めた、廃屋となったドライブインはおそらくここに有ったものと思われます。

その先に進むと、潮吹隧道が見えて来ました。ロックシェッドの部分を除くと、トンネル本体は非常に短そうです。クルマの来ない時を見計らって、簡単に抜けられそうです。しかし、先人はここから岩場に降りて、その次の長めのトンネル、元名隧道と一緒に海岸伝いを通ったそうです。
私もそれに従うことにしました。

見つけました。海岸へと降りるロープです。

岩場に降りました。さっきよりも一段とワイルドな岩場です。

南に向かって歩き始めました。
途中、海が崖まで迫っているところに到着しました。
海に行く手を阻まれた形です。
ここは少し上がって、ロックシェッドの下の部分に出るのがコースのようです。

しかし、どうしても気になったのが直上にある黒い岩です。何となく、最近になってここにやって来たような、いかにも座りの悪そうな岩です。もしかしたら、先の大地震の際に山の上から落ちてきたのかも知れません。
何年か前にテレビでやっていた川口探検隊シリーズだと、ここは派手な音楽が鳴って、緊張したようなナレーションが始まるところです。

しかし、ここには誰もいません。しばらく岩を観察しました。
すると下の岩に縦にヒビが入っていることに気が付きました。

ここは引き返すのが懸命のようです。岩場に降りてきたところまで戻り、ロープを伝って、潮吹隧道のところまで登りました。
耳を澄ませて、先方からクルマのやって来る気配が無くなった時に、このトンネルを走り抜けました。
こうして、2つのダンジョ、もとい、トンネルをクリアしました。

旅のログ-伊豆・湘南・東京湾・房総半島てくてく旅(その3)
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