横浜散歩その11 くじらの背と震災のもう一つの風景 | フルメタルジャケット

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こんな時代だけれど、日本のモノづくりを再起動したい。

 今日で震災から1週間が経ちました。
 大きな被害に遭われた皆様には、まだまだ大変な苦労が続くと思いますが、どうかがんばってください。

 3年くらい前に、仕事の関係で、頻繁に岩手に出かけていました。クルマで出かけたある日、たまたま何かの大会の開催と重なって、地元のホテルが満室で予約の取れない日がありました。
その夜、行きつけのスナックで飲みながら、“今晩は駐車場のクルマの中で眠るんだ”と言って飲んで、歌っていました。そうしたら、一回か二回くらい会っただけの地元の常連客の皆さんが、片っ端からホテルや旅館に電話をかけて、その日の宿を見つけ出してくれました。私が呑気にカラオケ唄っている間に。

 東北の人は心の温かな人ばかりです。

 そんな状況で、散歩のブログを書く気分にもなりにくいですが....。今は何ができるでもなし、自分は自分のフィールドでがんばり続ける時かなとも思うので書くことにしました。

 今日の紹介は、横浜港の大桟橋ターミナル、通称“鯨の背”です。ここができた頃は何とも変なものができたと感じたものです。絶対に昔の以前の桟橋の方が、異国との玄関口としては似合っていたように思いました。
 でも、不思議なもので、いつの間にやら、絶好の息抜きポイント&考え事をする場所になりました。

 ターミナルの入り口の両横から、鯨の背に登る板張りの緩やかなスロープが続いています。上に登ると板張りのフロアというか、屋根の上というか、なんやらと、立ち入り禁止の芝生、それに休憩用のチェアが散在しています。

$フルメタルジャケット-入り口


 桟橋なので、海に向かって突き出ていて、横浜のウォーター・フロントをぐるりと見渡すことができます。

$フルメタルジャケット-街並み


 この桟橋は、土曜日の散歩によく訪れています。そして平日でも、じっくり物事を考えたり重要な判断をする時にやってきます。紙と鉛筆を置いて、パソコンなんかとっくに電気を消して、しばらくあいだ、遠くの景色みながら、頭の中を整理し、決断を下す。そんな時に最適な場所です。

 鯨のおなかに入るスロープはこんな感じで、やはり普通の建物とはちょっと違います。

$フルメタルジャケット-鯨のおなか

 中に入ってみると、国際旅客ターミナルとしての機能と、貸しホールや観光船の乗り場などほどよく配置されていて、ちょっとした非日常空間です。

$フルメタルジャケット-カフェテラス


 これから気温も暖かくなってくるので、散歩がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 そんな鯨の背の北側にあるのが第3管区海上保安部。ここには普段は何隻かの大型巡視船が停泊しています。交代で広い太平洋の警備に当たっている基地です。

$フルメタルジャケット-海上保安庁


 3月12日の夕刻、ここの基地には巡視船は一隻もいませんでした。東京湾を警備する巡視艇が残っているだけ。みんな東北地方の海に出動して行ったようです。一人でも多くの命を救えるよう、一つでも多くの救援物資を運べるよう、ご活躍をお祈りしています。

 $フルメタルジャケット-防災基地


 次回は神奈川てくてく旅その11 (伊東→川奈)をUpする予定です。