察しない | カサンドラな日常

カサンドラな日常

私の夫はASDです。
分かり合えない生活ながら、30年。最近、私のような人にカサンドラ症候群という名前がある事を知りました。
自分だけじゃ無い。
まだまだ続くカサンドラな日々を、楽しみながら過ごしたいと思います。

夫に察するという感情はありません。

辛そうだな、痛そうだな、何か困ってそうだなとは思いません。

更に、辛いよ、痛いよ、困ってますよ   と言ったところで、あ、そう  程度の反応しか望めません。

そっと寄り添う  とか、優しい言葉をかける  とか、さりげなくフォローする  とか、そういうドラマのような展開はあり得ません。

自分に対する愛情が無いのかと、結婚当初は悩んだものです。

彼自身も、自分がASDだと自覚したのもごく最近。多分、社会に出て、自分を理解してくれる友達関係とは全く違う人間関係の中で、彼なりに生き辛さを感じて来たのでしょう。

発達障害について調べるようになり、現在はそれを仕事に活かしています。

私にも、数年前に、自分がASDだと思うと打ち明けました。その後も、実は人の顔が分からない  とか、すごいのを突然ぶっ込んで来るので驚きますが、わかってくると、そんな状態なのに、これまで良く頑張りましたと、少し可哀想になって来ました。

とはいえ、一緒に暮らすのはなかなか大変です。

あーーーーー!!となった時には、こちらでぼやいて発散したいと思います。