福島へ | 木の家をつくる女性建築家の日常

木の家をつくる女性建築家の日常

静岡県浜松市にある建築デザイン事務所です。浜松市・磐田市・湖西市・豊橋市・掛川市・袋井市などで活動している日々の出来事を綴ってゆきます。

浪江町、飯舘村、南相馬など、日本中でいつの間にかなじみになってしまった地名の看板を通り越して福島へ。

夜12時に事務所を出発。

原発を迂回して山道を通り、避難勧告で人気の無くなった町中を抜け、海沿いを通ると

復興は本当に進んでいるのかと、改めて考えさせられる景色が現れます。

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海の見える舗装されていない道路を時々車が行き交う以外、風の音しか聞こえません。


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10:30に現場到着。

所用を済ませた後2時間程、役所の方が検査に来るのを待っている間、

お母様のお話をずっと聞いていました。

地震の話、津波の話、避難所の生活、脳梗塞のご主人、新居に引き取る障がいを持った弟さんの話、

こちらから聞くのでは無し、淡々と、そしてずっとお話されていました。




今回の現場からは海が見えます。

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震災以前は防波堤と家並みによって海は見えなかったそう。

この現場の目の前の道より南側(海側)は都市計画が決まっていないため建築確認がおりません。

道一本隔てて建物が建てられる地域と建てられない地域が存在します。


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今回の家は運良く建替えができましたが復興計画が早く進むことを願わずにはいられない現実を感じます。


完成した家は明るい色使いでつくられた、かわいらしいデザインのバリアフリー住宅。

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新しい住まいで少しでも介護が楽に、そして明るい気持ちになってもらえればと思います。