
主な目的は「第18回中国上海国際建築建材産業総合展」と中日木材興木結構建築高層論壇-Japan-China Wood Products & Wooden House Seminar-への参加。
中国はご存知2008年のオリンピック、また2010年の万国博覧会の開催に伴い、好景気のモードに入っています。
世界各国の企業にとって成長力を秘めた巨大な消費市場はとても魅力的。
中国では国際建築建材産業綜合展は盛大に開催されています。
2006年にも「第16回中国上海国際建築建材産業総合展」を見に行きましたが改めて世界中の建材が中国に集まってきていると感じました。
そんな中国では住宅の需要が追いつかずマンションがどんどん建設されています。
まるで雨の後のタケノコのようにニョキニョキマンションが立ちならび、みんながマンションに住みだし居住空間が上へ上へと伸びていく中、庭付き一戸建て(別荘含む)は”超”高級物件となります。
(注:中国では土地は国家のもので個人資産ではあありません)
それら、もしくは4.5階立ての建物に木造住宅をという動きもあってこの建材展と同時に日中の木造の意見交換会『中日木材興木結構建築高層論壇-Japan-China Wood Products & Wooden 』が開かれました。

日本側からは在来木造住宅の作り方や北京などに建てられた木造のモデルハウスなどが紹介され、中国側からは中国での木造の基準や環境に対する考え方などが発表されました。
ちなみに私の名前「縣美樹」は中国ではこうなります。

この中で印象的だったのは中国側が日中の共通点として「少ない資源」をあげていた事です。
世界中から建材を集めてもまだ足りない中国の需要をあらためて感じました。
そして日本の家づくりに置ける省エネルギー技術に期待しているとのこと。
すごい勢いで発展している国が環境に対して前向きなのはとても頼もしいことですね。
APROJCT 建築デザイン事務所