氷の朔日 | 木の家をつくる女性建築家の日常

木の家をつくる女性建築家の日常

静岡県浜松市にある建築デザイン事務所です。浜松市・磐田市・湖西市・豊橋市・掛川市・袋井市などで活動している日々の出来事を綴ってゆきます。

6月1日は氷の日です。

旧暦で「氷の朔日」と言います。

平安時代の朝廷の儀式を定めた書物によれば、「氷様(ひのためし)」という氷を使った占いについての記述があります。
これは、元旦の節会の時に、氷室の氷の厚薄の状態を宮内省から奏上してその年の豊凶を占うというものです。
昔は氷には、そうした神秘的な要素があったのですね。

清少納言の『枕草子』の中でも氷を「削り氷にあまづら入れて、、、、」を「あて(高貴)なるもの」としています。
宮中にはこの日、各地のご用達の氷室(ひむろ)から、毎年天然氷が届けられていました。
将軍家にも氷は献上され、江戸の将軍への献上氷には富士山、奥多摩、金沢の三つの輸送ルートがあったようです。
この日は江戸城内に御祝儀氷が配られ、沿道には冷水のしぶきを受けようと江戸っ子が行列したと言われています。

「氷の朔日」に氷を食べると厚さ痩せしないと言われ、明治時代には朝早くから氷売りが氷を売り歩いたといわれています。