昔、どん底の時代がありました。
こんなに不幸が続く?と思うくらいに
次々といろんなことが起こりました。
人は本当に辛い時や、
酷い不幸の中にいる時には、
目の前しか見えなくなります。
今あることや、降りかかってくることに
対処する事で精一杯だからです。
けれどもその状態が続くと、
まるで自分が元からそうだったみたいに
思うようになるんです。
これが不幸の一番怖いところなんじゃないか、
私はそう思います。
あの頃の私は「自分は無力だ」と思っていました。
外の世界は、まるで井戸の底から
見上げてるみたいに、遠く高い所に小さく
見えていました。
到底、手が届く訳ないと諦めるくらいに。
でもねぇ、無力なんかじゃなかった。
『このままなんて嫌だ!』
そう思うことが全ての始まりで、本当は
どんなに深い井戸の底からだって這いあがる力、
いやいやそんなものじゃなくって、
井戸ごとぶっ壊すくらいの力を持っているんです。
それはどんな人でも。
なのに、無力だと思わされたのか、
はたまた思いたかったのか、どっちにしても
一時的になかったことになってただけ。
今の私は、やりたいことをやって、
行きたいところにいってるけど、
それができる自分だったことに気づいちゃったし、
思い出してしまっただけで、
中身はどん底の頃とそんなに変わってないよ。
だから、まだ思い出せてない人をみると
言いたくなってしまう。
「あなたは本来、もっとすごいんだよ」と。
あの頃、それを言ってくれる人がいたら
もっと早くに思い出せたのかな
と思うから。
人生は楽しいことで溢れてる
そんなことを、上辺だけじゃなくて、
心から思っているという今の自分を
あの頃の私は、想像すらできなかったよね。
でもね、想像すらできないくらいに
人は変われちゃう。
新しいものを付け足すんじゃなくて、
本来のあなたに還るだけで。
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