ルカが我家の家族になって6か月余りが過ぎ、1月14日、ルカは満1歳になった。
ワンコの1歳は人間の17歳に相当する。
ルカは我家に来てからの6か月余りで、小学生から高校生に成長したことになる。
今は思春期のまっただ中にあり、多感な時期だ。
退屈するとすぐオモチャをくわえて私に甘え寄り、遊びをねだる。
そのくせ、こちらから近付くと威嚇して吠えたり怒ったりする。
ルカの不可解な行動に戸惑うことが多いが、どうやら無視されるのが
一番嫌なことらしく、本心は絶えずかまって欲しいようだ。
飼い主との関係や家族の中での居場所をいつも模索している。
そういうお年頃らしい。
【いつもの鴨川にて】
【ひときわ小さいルカ(左下)。リミちゃん(左上)、ゲンちゃん(右)と】
【茶々くん(右)と十兵衛ちゃん(上)の下でひっくり返ってじゃれるルカ】
朝夕のお散歩から帰ると、ルカは大好きなご飯がもらえる。
足を拭いて家に上がるやいなや、お姉ちゃんに矢のような催促が始まる。
【ご飯を用意するお姉ちゃんをせかすルカ】
少しは味わいながらお上品に召し上がって欲しいのだが、
毎食、ガツガツと飲み込むかのように数十秒で完食する。
それでも家族の食事が始まると、「私のご飯、まだー?」と言わんがばかりに
お裾分けをせびりに来る。食欲だけは底なしだ。
【家族の食事が終わるとあきらめてママの膝で一眠り】
一年前の今頃、ルカが誕生した頃、我家ではペロの11歳の誕生日をお祝いしていた。
まさか1年後の同じ時期に、このようなお転婆娘のお誕生日が祝うことになるとは
想像もしなかった。
(追加画像)
【1歳のお誕生日ケーキ。大きなイチゴはmickeyママさんからの頂き物】
ただ振り返ってみると、確実な事実として言えることが一つある。
それは、ペロがこの世を去ったことによって、ルカとの出会いがあったということだ。
その昔、マミーとの別れがあってダーキーやロッキーと巡り会った。
さらにダーキー、ロッキーとの別れがあって、ペロと巡り会った。
短い余命を悟ったペロは、ルカに全てを託して静かにこの世から身を引いた。
私は家族を愛してくれたペロの願いに導かれ、ルカと巡り会った。
歴代の愛犬たちとの暮らしの延長線上に現在があり、旅立った愛犬たちが私に
残していった願いが繋がり、今このお転婆娘ルカとの生活がある。
犬の寿命は短い。
もし犬の寿命が50年、60年あれば、生涯犬を飼う人は激減するかも知れない。
そしてまた私もペロやルカに出会わなかっただろう。
短いがゆえに、儚い命の節目である愛犬の誕生日は、いっそう愛おしく感じられる。
去年のペロの誕生日を思い出している間、しばし姿の見えなかったルカが
台所の方から部屋に戻ってきた。
さては! 悪い予感がして台所を覗きに行くと案の定だった。
夕方ママがうっかり床に置いた買い物バッグが荒らされ、
中に入っていた食パンが齧られていた。
【あわれ明日の朝食のパン】
【お腹パンパンで爆睡する犯人】
床にパンを置いた人が悪いのだが、早く犯行現場を押さえて、
この可愛い小悪魔の盗み食いを何とかしなくては。
1歳の誕生日に免じて今日だけは大目に見て許してあげよう。