実家の親が高齢になって
やっていてよかったこと
今日は寝室の話の続きです。
場所を移動するだけで
快適な空間は作れると思うのですが
今回は設備の話です。
１日の大半を過ごす部屋、
南側の明るい場所に移動となりました。
ただ、
ベッドにじっと寝ていてほしくはありません。
気分がいいなら、寝室から出て、
あちこちと移動してほしいのです。
ところが、
父一人で起き上がることが難しくなってきました。
しかも
肺気腫の症状がひどくなってくると
水平に寝ること自体が苦痛なのです。
上半身に座布団や
枕や
バスタオルやで
微調整しながら角度をつけていました。
実は、この父が使っていたベッド、
私が中学生の時に買ってもらったもの。
一体何年使ってたのか…
しかも、子どものお古を…
そう思ったら、
電動式のベッド、
私が探すよ！
と思ってしまったのです。
（私が買うよ！ではなかったような…）
決して高価なものではないですが
ボタン一つで
上半身だけちょうどいい角度にできて
足元もそれに合わせて
微妙に上がり下がりする
電動式のベッドを購入しました。
それによって、
布団の中にいるときも楽に
そして、
気分がいい時は
自分で立ち上がってあちこち移動する、ということができるようになりました。
それから何年かした
ある日。
朝でした。
私は大阪で（実家は岡山）
夫を駅まで車で送っている最中でした。
「さゆりか？
お母さんが動けんなっとる…」
自分から掛けてきたこともなかった父から突然の電話が…
母の病気が突然暴れ出した瞬間でした…
岡山には姉がいますが、
すぐ駆けつけるにしても１時間半はかかります。
とにかく姉が仕事を全部キャンセルして急行。
私は夫を送ってすぐに
何泊かはする覚悟で仕事をお願いし、
まだ未成年だった息子たちのことをどうしたのか
全く覚えていませんが、
（高校生と中学生だったので
自分たちでなんとかしてくれたんでしょう…）
自分の車で急行…
母がリウマチ性多発筋痛症、
とわかったのは、
それからだいぶ経ってからのこと。
朝、体がこわばって、
全く動けなくなるこの病気。
父を介護をしていた母が
ベッドから立ち上がるために、
電動のベッドが急遽必要になりました。
そこで…
今度はレンタルという方法を。
父は要介護認定を受けていたので、
父がレンタルベッド、
そして、母は父が使っていたベッド。
レンタルベッドは
はっきり覚えていないのですが
「これで貸してもらっていいの？」
と思うくらい手頃な金額でした。
１つは購入したものの、
電動式のベッドは高価！
という思い込みを覆すようなものもあります。
はじめから、
高いから論外！
というより、
ぜひ選択肢の一つに入れて、
起き上がる手助けをしてくれる相棒にしてもらえたら思います。
そして、
介護保険内でベッドのレンタルができること、
知らなければ使えなかった制度です。
介護は期間がわかりませんから
借りるか買うか
悩ましいところですが
すぐ手配してもらえて
使う人がいなくなってしまったら
引き取ってもらえる
その手軽さ
あっさりしていますが
非常にありがたかったです。
購入したベッドのその後は…
今は義母が使っています。
こうして、
購入し、要らなくなった後も
行き先があって有効活用できればいいですが、
大きいものは
処分するのも大変ですから
取り入れる時は
よ〜く検討してからがいいと思います。
でも、
いつも
突然！
というのが介護の始まりです。
なので、
まだ大丈夫、という時にこそ、
色々考えておいてもらいたいな、
と思います。
少しでも長く、
今の暮らしを続けられるために…
明るい介護のために…
〜かたづけtemiru〜
あなたにあった片づけを
お伝えします。
公式lineを始めました。
今なら
お友達になっていただいた方に
「脳タイプ別片づけ診断シート」
「片づけの苦手ポイントがわかるチェックシート」
をプレゼント！
あなた自身が片づけられる人に！
お手伝いします。