分かりにくいけど、自閉っ子の愛に包まれて・・ | 発達凸凹(元・知的障がい)私立中学校に入学しました

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気が向いたときに、なんとなく更新しています。
中1息子の母です。

感情表出が少なめな息子、何を考えているのか、分かりにくいことが多々ある。


息子の興味は、今はタブレットとゲーム。



インフルエンザもだいぶ回復、熱が下がったので、いつもと同じような日常が繰り返される。

勉強や宿題など、やることを終えた息子、

 
 


「ママ、ipadやってもいいですか!」


「はい、いいですよ。」


決まったやり取り。


・・・


食べるものも決まっている。


きのう、お昼に作ったホットドッグ。


具は、息子の好きな、卵、ベーコン、ウィンナー。


これを見て、顔をしかめた息子;


「はぁ~ぁ。ぼく、おなかすいてないんですけど。」


カチン!



おそらく、サンドイッチが最近の息子のお気に入りなので、ホットドッグのパンがイヤだったのだろう。

おなかすいたと言ったから、しかも、息子の好きな具だけで作ったのに。



見た瞬間、嫌な顔をして、「おなかすいてない」、って・・・!



私はイカった。


「じゃあ、食べなくていいです!」



ハッとした息子、「ママごめんなさい~!泣」


・・・


普段から、「機能としてしか見られてない疑惑」があった私。


つまり、息子にとって、「ママ」は単なる機能なのではないか。


・息子の好きな食べ物「だけ」を作ってくれて、


・いつもipadを許可してくれるなら、


”ロボットママ”みたいなのでもいいんじゃないか。


いや、むしろそっちのほうが、息子にとっては嬉しいんじゃないか。


お父さんは好きだけど、ママは”普通”とか言っちゃうし


まあ、私もいちいち細かいことを言うから、息子にとっては、ママはうるさい存在なのかな~


・・・


私が怒ったのを見て、しまった!と思った息子、


大泣きしながら、抱きついてくる。


あまりベタベタしない息子なので、びっくり。


「ママ、ごめんね、ママ、大好き」


その様子が、あまりにあせっているように見えて、さらにびっくり。


「ママに嫌われたら終わり、と思ったの?」


「うん」


・・・


「大丈夫だよ。家族なんだから。


言いたいことを言って、失敗して、


そうしたら、お互いの気持ちをちゃんと伝えて、また仲良くやっていける。


家族なんだから。


ちなみにママはね、料理に苦手意識があるんだ。


でもがんばって、息子に美味しいものを作ろうと、日々思っているんだ。


だから、自分が作った料理に顔をしかめられると、傷ついちゃうんだよ。」



うん、うん、とうなずきながら泣く息子、


「ママ、ニャオたん貸してあげる。しろくまも、貸してあげる。」


大好きなぬいぐるみたちを、どんどん私のもとへと運んでくる。


寝るときも、起きるときも、部屋を移動するときも、


いつもいつも一緒に運んでいく、息子の大切なぬいぐるみたちを貸してくれるなんて。


ありがとう。




「ママの機能だけあればいい」なんて、とんでもなかった。


こんなに愛されていたなんて。


よく分かってあげなくて、ごめんよ~