感情表出が少なめな息子、何を考えているのか、分かりにくいことが多々ある。
息子の興味は、今はタブレットとゲーム。
「ママ、ipadやってもいいですか!」
「はい、いいですよ。」
決まったやり取り。
・・・
食べるものも決まっている。
きのう、お昼に作ったホットドッグ。
具は、息子の好きな、卵、ベーコン、ウィンナー。
これを見て、顔をしかめた息子;
「はぁ~ぁ。ぼく、おなかすいてないんですけど。」
カチン!
おそらく、サンドイッチが最近の息子のお気に入りなので、ホットドッグのパンがイヤだったのだろう。
おなかすいたと言ったから、しかも、息子の好きな具だけで作ったのに。
見た瞬間、嫌な顔をして、「おなかすいてない」、って・・・!
私はイカった。
「じゃあ、食べなくていいです!」
ハッとした息子、「ママごめんなさい~!泣」
・・・
普段から、「機能としてしか見られてない疑惑」があった私。
つまり、息子にとって、「ママ」は単なる機能なのではないか。
・息子の好きな食べ物「だけ」を作ってくれて、
・いつもipadを許可してくれるなら、
”ロボットママ”みたいなのでもいいんじゃないか。
いや、むしろそっちのほうが、息子にとっては嬉しいんじゃないか。
お父さんは好きだけど、ママは”普通”とか言っちゃうし 、
まあ、私もいちいち細かいことを言うから、息子にとっては、ママはうるさい存在なのかな~
・・・
私が怒ったのを見て、しまった!と思った息子、
大泣きしながら、抱きついてくる。
あまりベタベタしない息子なので、びっくり。
「ママ、ごめんね、ママ、大好き」
その様子が、あまりにあせっているように見えて、さらにびっくり。
「ママに嫌われたら終わり、と思ったの?」
「うん」
・・・
「大丈夫だよ。家族なんだから。
言いたいことを言って、失敗して、
そうしたら、お互いの気持ちをちゃんと伝えて、また仲良くやっていける。
家族なんだから。
ちなみにママはね、料理に苦手意識があるんだ。
でもがんばって、息子に美味しいものを作ろうと、日々思っているんだ。
だから、自分が作った料理に顔をしかめられると、傷ついちゃうんだよ。」
うん、うん、とうなずきながら泣く息子、
「ママ、ニャオたん貸してあげる。しろくまも、貸してあげる。」
大好きなぬいぐるみたちを、どんどん私のもとへと運んでくる。
寝るときも、起きるときも、部屋を移動するときも、
いつもいつも一緒に運んでいく、息子の大切なぬいぐるみたちを貸してくれるなんて。
ありがとう。
「ママの機能だけあればいい」なんて、とんでもなかった。
こんなに愛されていたなんて。
よく分かってあげなくて、ごめんよ~