笑う門には福来る、という言葉はどこかで聴いたことがあるでしょう。
楽しんでやっていると、どこからか幸運がやってくるという意味です。
一方で、災いは慎家の門に入らず という言葉をご存知でしょうか。
意味としては、慎み深く生活を送っていれば災いというのはやってきませんよ、というものです。
この慎み深い生活とはどのような生活でしょう。
質素にあまり欲を張らない生活とも考えられますが、もう一つの意味があります。
それは、周囲の変化に気を使って災いの芽を摘む、というものです。
翻って、学問について考えて見ましょう。
来週テストがあるから、良い点が取れるように頑張ろう、という姿勢は大変評価できることです。
未然に起こるかもしれない、という状態に対して先手を打っているので、文字通り災いが降りかかることを防いでくれています。
少し難しいことかもしれませんが、周囲の微妙な変化に気がつけるよう、心には余裕を持ちたいものです。