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企業の利害関係者のことを、ステークホルダー Stakeholderと言いますが、利害関係(ステーク)は、世界的に広がりを見せている時代です。

 アルジェリアの人質事件では、多くの日本人が犠牲になりました。もちろん、日本人であれば、日本人ばかりに意識が行きがちですが、こうも情報革新が進み、情報インフラを使って家に居ながら世界とつながる時代にあっては、小さなナショナリズムに埋没してよいのだろうかという疑問が頭をもたげます。

 やはり広域のグローバルの視点が必要な時代にあっては、もちろん拠り所としてのローカルへのアイデンティティを持ちながらも同時に、世界全域の世界観も持たなくてならないのでしょう。

 人質23人と武装勢力32人が死亡したと報道されましたが、このような世界全体で解決しなければならない事件にあって、主導的立場をとるのは、とにもかくにもアメリカです。

 最も世界への影響力が高い人間といえば、オバマ大統領ですが、声明を出しています。
「この悲劇で、責任を負うのはテロリストである。アメリカ合衆国は最大限の表現をもって、彼らの行為を非難する」

 これに対して、日本では、首相官邸に対策本部を設けたものの、情報源の多くは海外メディアです。あらためて日本の危機管理能力の脆弱さが露呈する格好となりました。

 情報革命によって、グローバリズムが浸透しやすい今の世界にあって、いっそう経済活動は世界とのつながりを深めていくことになるでしょうし、政治的にも各国が連携して解決へ向かうことになるはずです。

 そして、教育もまた、内向き主義を捨て、世界とコネクトできる人材を世に送り出す努力をしなければなりません。もちろん拠り所として、日本人としてのアイデンティティを持ちながら、日本を越え、世界のなかにあって活躍する人材を育成していくことが求められるのではないでしょうか。