7月23日、アプローチ会が開催いたしました公開講座のご報告を致します。
たくさんの方にご参加して頂きました。

第16回公開講座
多感な思春期のメンタルヘルスを万全なものにするために
「Create the hope 希望をつくろう」
開催のご報告
場所 ろうきんホール
徳島市南末広町23-64 (徳島県立中央テクノスクール内)
日時 2023年 7月 23日 (日) 13:00~16:10
主催 特定非営利活動法人Approach For Life Saver (アプローチ会)
司会 阿部宏士 氏、東内 守 氏(徳島南ロータリークラブ)
先ずご祝辞を徳島県医師会会長の斎藤義郎様よりいただきました。

次に徳島南ロータリークラブの大寺健司会長の開会のご挨拶で公開講座を開催いたしました。

Ⅰ 基調講演 希望を持つためには
座長 岩浅祐二郎 氏(アプローチ会)
福山正啓 氏(徳島南ロータリークラブ)
講演1 希望を持つためには
~仕事・結婚・子育てなど人生での希望を持つためのポイント~
清水ひとみ 先生(むつみホスピタル 看護師)

希望を持つためにはどうすればいいのか
あせらない
完璧を求めない
できる範囲で
他人と比べない
価値観の違い
自分をほめる
周りの人に感謝を
楽しいを優先する
明けない夜はない
人生は1度きり ジェットコースターみたい
などポイントについてお話ししていただきました。
講演2 自己肯定感を高めて希望を持つためには
勝瀬 烈 先生 (むつみホスピタル 精神保健指定医)

江戸時代伊豆諸島の鳥島に漂流した人がいた。20年間鳥島で生活をして20年後江戸に帰った。20年間どのように希望を繋いだのか、歴史を紐解いて考えてみよう。
生活に必要なものは何か?・・・日常生活に必要な水、食べ物、衣類、寝具など
生きるのに必要なものは何か?・・・いつかは帰れるという希望(目標)、自己啓発、自己肯定感、ポジティブな環境、感謝の気持ちなど
また、希望を持つためのホルモンやダイバーシティーについてもお話ししていただきました。
講演3 アンヘドニアの視点から、希望を持つには
田村幸子 先生(徳島文理大学保健福祉学部看護学科講師)

「アンヘドニア」について分かりやすくお話ししていただきました。
アンヘドニアとは、 ポジティブ感情の低下、意欲の減退、報酬に対する感受性の低下、喜びの喪失などといわれているもので、ポジティブシステムが 働かなくなっている状態です。自己肯定感がなくなり、
自分には価値がない(なんの才能もない)
⇓
自分に対して期待が持てない
⇓
希望が持てない状態
ありのままの自分を受け入れること、ひとりで悩まずに相談することも大切です。
〇徳島県下の自殺者数の最新情報について
徳島県保健福祉部国保・地域共生課地域共生担当
係長 樋口直樹 様
徳島県下の自殺者数の最新情報についてご報告していただきました。

Ⅱ ワークショップ
希望を持つためにはどうすればよいか
司会 岡本啓二 氏、 鍋田満代 氏(アプローチ会)
ワークショップでは、「 希望を持つためにはどうすればよいか 」について、参加者全員で意見を出し合い検討しました。グループごとで一緒に考え、それぞれのグループから発表をしていただきました。

つづいて、講演者(清水ひとみ先生、勝瀬烈先生、田村幸子先生、樋口直樹様)より、グループからの発表についてコメントを頂きました。

また、勝瀬先生より、「お金がない、お金を使わずに希望を持つにはどうすればよいと思いますか」という質問に、参加者より前向きな回答が多くありました。
最後に徳島南ロータリークラブの近藤淳様よりの閉会のご挨拶で会を終了いたしました。

基調講演では貴重なお話をしていただき、ワークショップでは色々活発に議論をしていただきました。
長時間となりましたが有意義な公開講座となりました。ありがとうございました。
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