契約している大手企業からメールが届いた。




“システム変更に伴い設定の変更をお願いします”




またか…、




パソコンを開き設定画面を見る。




○○を確認して✕✕を△△してください…?




なんのこと?




そして右を見ろ、左を見ろ、上を見ろ、




あげくに意味不明な用語が列挙され




頭の中で何かがプチンと切れる。




“わからない場合は☆☆へ連絡ください”




そこに電話をかけると、混雑しているらしくまったくつながらない。




どんな賢いヤツがそのシステムを作ったのかは知らないが




一般庶民にはなんのことやら理解できない。




本当に新しいシステムって機能するの?




ジメジメ、ムシムシ、イライラするこの時期に




なんちゅう無茶言うてくれるんや。




これはシステムだけの問題ではないと思う。







突然雨が降り始めた。




激しく、強く。









どうする?どうする?



そりゃ止むまで待たなきゃしょうがないやろ。



雨が降るのは特別なことではない。



濡れることが嫌だと思わなければ



特に大きな問題ではない。



そして、突然雨が降ったという問題は、雨が止んだら解決する。












最近になって自分に残された時間をどう生きるかと考えるようになった。




一緒に暮らす老猫や老犬たちの残された時間さえも飼い主の責任としてどうするべきか思い悩む。




○○になれば…、




○○だったら…、




○○さえ終われば…、




そんなことは言ってられない。




今なら何ができる。




この時間をこう過ごそう。




あの時間にはこれをしよう。



















そして何もしないボーッとする時間も大切にしよう。



明日は時の記念日らしいが、



過ぎ去る時間はどれも同じだ。

教え育てると書いて教育と言う。




なんと高慢で偏見にみちた言葉なのだろう。




親の理想は自分の満足と安心こそが大事で




わが子が生きて行くための力は学力こそが本当に優先されると信じている。




子どもたちは親の判断こそが唯一無二で




それに頼らないと生きては行けない。




仲の良い親子は支配する者と支配される者の関係で結びついているのかも知れないと感じる。




支配する者と支配される者はたびたび入れ替わりながら。











私は20数年やって来たジュニアテニスを今年でやめようかと思っている。



いろんな葛藤の中で自分の役割はもうそこには必要のないものかも知れないと感じる。



今、子どもたちに必要なのは管理されない自由な時間と



自分が自分らしく輝ける場所だと思っている。



ジュニアテニスとは名ばかりの何も教えない、指示しないここでは



子どもたちは親が迎えに来るまでは、子どもらしく遊んている。



わかっている人たちはそれが良いことだとは言うが



その時点でここは大人か作った管理された場所かも知れないと思う。



きっと子どもたちの中にいる異質な存在の私はここから逃げ出したいのかも知れない。



そこに私の存在が必要ないと感じるから。



いろんな考え方や意見はあるだろうし、どれが正解かもわからない。



でも、自分は自分の信じる道をと突っ走ることがてきるほど



そんな情熱はあきらめに埋もれた。





負けたわけではない。



また違う道を歩こうと思っただけだ…。

先日となりのS町では派出所の前を熊が歩いていて大騒ぎになった。




おまわりさーん!




警察官の持つピストルでは熊には太刀打ちできないそうだ。




エライコッチャなぁ…、と話していたら




隣のT村には数年前から人喰い熊がいると言い出した。




若い女性がK峯に一人でハイキングに出かけ帰って来ないので捜索したら熊に殺られていたらしい。




それから毎年被害者が出ているのだが、人喰い熊が出没すると騒ぐと村の観光に影響するので




シカの駆除という名目で猟友会が何度か山に入ってはいるがまだしとめてはいないらしい。




おまけに熊は条例でよほどのことがない限り殺傷できないので、熊狩りとは言わないそうだ。






山に入る時は熊よけの鈴をつける人もいるが、人喰い熊にとってはエサが来ましたよと知らせているだけで




それよりかは複数人で行動する方がまだ少しはマシらしい。




アブナイなぁ、コワイなぁ、キケンだなぁ、




でも、世の中にはそんなものはいっぱい存在する。




詐欺師、暴力団、独裁者、気が狂った人間、




そして検挙数だけを上げる目的で隠れて罠をしかける警察官。




コワイ、コワイ。




しかし、ここで一番気をつけなければいけないのが




無責任な風評被害と憶測だと私は思う。