彼は来月の結婚式で私に演奏してくれと言う。
私の実力もセンスも知らないで・・・。
彼は昨年末に彼女に結婚を申し込んで
ずっとその勢いのまま走り続けているのだろう。
彼女はこの年末に言うか~、と笑っていたが嬉しそうだった。
その期待を裏切らないためにも、私は静かに努力する。
春はすぐそこにいる。
彼は来月の結婚式で私に演奏してくれと言う。
私の実力もセンスも知らないで・・・。
昨日、アイツは私の腕の中で
静かに息をするのをやめた。
いろいろあったけど、絶対に彼は幸せだったと思う。
私も幸せだったから…。
「めっちゃキモイー」
「男子はクッソ子どもやー」
「お試しで付きあってるらしいよー」
終わりのない女子たちの会話は男子にとっては恐ろしい。