コンニチハ。
アプリ児童デイサービス不動前の土岐です。
今回は、「日本版DBS」について書かせていただきます。DBSとはこどもと接する仕事に就く人に性犯罪歴がないかを確認する制度です。
6月19日、「日本版DBS」の創設を含む、こども性暴力防止法(学校設置者等及び民間教育保育等事業者による児童対象性暴力等の防止等のための措置に関する法律案)が参議院本会議を通過し、可決・成立しました。
この制度は、こどもたちを性被害から守るため、こども関連施設・事業者に対し、就職希望者の性犯罪歴の有無の確認を義務付ける制度です。今後は、性犯罪を起こしたらこどもに接する職業に就きづらくなり、性犯罪の抑止力につながります。(ネットより引用)
ということで、僕はとても良いのではと考えています。また、7月には「放課後等デイサービスガイドライン」が改定されました。今までの更新というレベルではなく、刷新といった印象で、こども家庭庁の本気度がうかがえる内容でした。「こども家庭庁」の表記、また「放課後等デイサービスガイドライン」最新版のなかでも今までの【子ども】→【こども】とひらがな表記に変わっているので、僕もこれに準じて今後は【こども】表記にしていこうと思います。
話は戻りますが、よくこどもに接する仕事の志望動機に「こどもが好きなので」と聞くことがあります。好意的・肯定的にとらえれば、こどもは裏表がなく純粋で、素直。1人の人間の人格形成を手伝えるやりがいのある仕事。ということでしょうか。
でも、チョット待っていただきたいのです。前世が個人主義でへそ曲がりのフランス人の僕としては、この言葉に引っかかってしまいます。
視点を変えて、性犯罪者の立場で考えていただきたいのです。「大人と違って、こどもが好きなので」の言葉の裏側には、こどもは体力的にも劣っていて、思考・判断能力がまだ未熟なので、脅せば言うことを聞かせられて簡単に支配できるから好き、といえるのではないでしょうか?以前ブログで自立の必要条件の1つとして「支配されないこと」を挙げさせていただいたかと記憶しています。なので、僕は「こどもが好きなので」とは意識的に発言しません。だからといって、この仕事に就いているのでこどもが嫌いなわけではありません。こども・高齢者の方たち・外国人には比較的ガツガツいってしまいます。
では、おススメです。
●株式会社ヘラルボニー
障がいのあるアーティストの作品を様々な形で世に問う。「障がい」は個性の「違い」に過ぎないことを示し、社会の見方を変えようと、双子の兄弟、松田さんが設立した会社です。4歳年上の自閉スペクトラム症の兄の記していた謎の言葉「ヘラルボニー」を社名にしたそうです。
ヘラルボニーは、主に知的障がいのある作家のデザインを活かして、Tシャツ、ハンカチ、ウォーターボトルなどのさまざまな商品を作り、世の中に根強く残る「障がい」への否定的なイメージを変えることを目指しているとのことです。
兄が1日かけて作った革細工がわずか500円で売られているのを見て納得できなかった。従来の障がい者就労支援の枠を破って、「作品が正当に評価されて、作家が創作活動を自由に続けられるようにしたい。」という松田兄弟の思いが企業活動となったようです。
異彩作家とともに、新しい文化を作るアートエージェンシー
異彩作家のアートを体感する展覧会・企画展の開催
作家に正当なロイヤリティを支払う循環などを掲げて活動をされています。
公式オンラインストアもあります。ご興味があれば、チェックを…。
知的障がい。その、ひとくくりの言葉の中にも、
無数の個性がある。
豊かな感性、繊細な手先、大胆な発想、
研ぎ澄まされた集中力・・・
“普通”じゃない、ということ。
それは同時に、可能性だと思う。
私たちは、この世界を隔てる、
先入観や常識という名のボーダーを超える。
そして、さまざまな「異彩」を、
さまざまな形で社会に送り届け、
福祉を起点に新たな文化をつくりだしていく。(ホームページより)
スミマセン。
今回は、珍しく仕事をしてしまい、読書があまり進まずおススメ本が紹介できません。
ですので、ここまでにさせていただきます。
最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。