中学2年生からビートルズにハマり、歌詞にも興味を持ち始めた頃、当時、中学生だった自分はある疑問を感じていました。
Please Please meはどうして『Please』を2回続けるの?
学校では「Pleaseの後には、動詞の原型がくる」と習ったのに(><)
 その疑問を当時の英語の先生にぶつけてみると、直ちに『Please』を辞書で引くようにと言われました。その場で辞書で調べてみると、何とPleaseには『喜ばす』という意味の動詞があることを発見!すごく驚いて、感動したのを覚えています。
この曲をきっかけに、英語の辞書の引き方を覚え、英語に興味を持ち始めました!!
その『Please Please me』がタイトルのこのアルバムは、自分の英語への興味をもたらしてくれたアルバムなのです!!
 何とワイルドな演奏だろうか、何と肉厚な声であろうか、そして何と暑苦しいほどの熱気に支配されたアルバムだろうか。後にラバー・ソウルのような洗練されたサウンドを生み出すバンドであることを思えばとても同じバンドとは思えないほどである。J-POPに慣れた90年代以降の若者である自分の耳からすれば最初は正直苦手なアルバムだった。
 今ではそれも魅力に思えるから不思議なものだが、風邪引きのジョンに限らずヴォーカルはやたらと鼻にかかってぬっちりした変な声だし、曲は何かポップというよりは野暮ったく思えた。しかし、それでもビートルズのアルバムはここから始まっている。このアルバムにも僕の好きなビートルズの大切な核心がある筈だと頑張って聴いていくと、どこか心に引っかかる1曲を見つけた。
Anna。僕のジョン・レノンへの無謀な挑戦はこの曲から始まった。
ジョン自身も高音部が出ずに苦労したという低音域から高音域に至る幅広い音域は、歌の中で恋に揺れ動く男の感情の振れ幅の大きさそのものであるし、「俺よりもあいつの方がお前を大切にしてくれるなら行けよ、でもその前にあげた指輪は置いていけよな」というどうしようもなく器が小さいところも最高に気に入った。
そして、これはカバー・ナンバーであるから、ジョンも僕も立場は同じ。
「こんな恥ずかしいことを大声で歌いながらそれでも、否だからこそ人の心を動かすことが出来るのだ」ということをこの曲で初めて教わったような気がする。
 勿論、自分の感情を歌詞やメロディに結びつける技術があってこその話ではあるが、ジョン・レノンはAnnaを間違いなくオリジナルなものとして歌っている。
「僕も必ず…」、こう思って何年になるだろうか。
   
我が家には「赤盤」のポスターがあって、物心ついたときからそのジャケットをずっと見てきました。
遠い異国のビルでガイジンさんが見下ろしている。何なんだろう?
徐々に、その音楽を聴くようになって、それがビートルズで、実にすごいバンドで、聴いていたら楽しくなって、自分で楽器でカバーするようになって、ついには同じギターを握ってしまって..という僕を見守ってきた4人。
赤盤とほぼ同じ構図のジャケットのアルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」を見聞きすると、いまだに小さいときの気持ちを引きずっている自分がいます。