カバーバンドにとってこんなに難易度の高い楽曲の詰まったアルバムもないでしょう。
変拍子ではじまり、いまだに結局誰がどこを歌っているのかわからないDrive My Carに始まり、やっぱりどうやって入っていいか分からないイントロギターで、超高速シャッフルのRun for Your Lifeで終わる。実質最後のライブ演奏アルバムですが、日本公演を見ていてもどうやら本人たちも頭に入っていない様子。なら僕らができなくてもしょうがないか。
 でもそんなのとは全く関係なく名曲の詰まったアルバムでもあります。
あまた曲がある中で、この前も1日ラジオを聴いていたら3回、In My Lifeに出くわしました。「ノルウェーの森」がなければ僕も村上春樹の作品に出会うことがなかったかもしれない。きっと、いろんな人のいろんな人生の交差点にあった楽曲たちなんですね。
今回はそんなことを頭の隅に置きながら味わって演奏したいと思います。
Help!と言えば、またまたリンゴスターが主役となったビートルズ2作目の映画。
今見てもオシャレでセンスのある映画だし、4人が何故人気があったのか理解できるような気がします。4人の表情やイケメンぶりを見ると、アイドル的人気があったということにも納得です。
 アルバムの中で一番親しみがある曲は何といってもHelp!。そして、次はカーペンターズもカバーしていたTicket To Ride、学校の授業でも出てきたYesterday。そして、そして、私が一番最初にリンゴのリード・ボーカル曲として覚えたのがAct Naturallyでした。一見するとすごく地味なんですがこの曲のシャッフル・ビート(→「タッタ・タッタ」という3連中抜きのリズム)のハイハットさばきをマスターするのはとても難しかったです。初めてYou Tubeでこの難しいシャッフルをいとも簡単そうに歌いながらこなしているリンゴ・スターを見た時は「こやつただ者ではないな」と思いました...。
 いかにも難しそうで実際難しいテクニックをこなすドラマーももちろん凄いですが、簡単そうに見えて実際やってみると難しいテクニックをいともたやすくこなすことの方が実はかっこいいのではないかと私は思います。そしてそれを教えてくれたのがリンゴ・スターでした。
そんなわけで、「私もこんな風になりたい!」と思った、最初のリンゴによるドラム・テクニックがAct Naturallyには詰まっています。
 映画のようにアルバム前半では指輪をつけてタバコをくわえながら演奏しようかなと少し悩みましたが、やっぱり普段通りやろうと思い直しました(笑)
では、皆さん楽しんで下さい!
 中学生の時、Let It Beを聴いて、ビートルズの虜になって間もない頃、学校の音楽の教科書にYesterdayが載っていることを知り、自分の大好きなビートルズが教科書に載ってるのが嬉しくて嬉しくて、Yesterdayを弾いて歌えるようになりたいと思いました。それからは、ギターを一生懸命練習したのを覚えています。
Yesterdayは「F」のバレー・コード(人差し指で全部の弦を押さえきゃいけない奏法)から始まります。
ギターを一度でも弾いた方ならわかると思いますが、ギター初心者がこのバレー・コードを上手く押さえるのは本当に大変で、暇さえあれば、このコードを押さえる練習をしていたように思います。
ですから、上手く音が出るようになった時の感動は今も忘れられない想い出です。
 今回のHelpのアルバム特集では、Yesterdayでアコースティック・ギターを弾きます♪
ギターを始めた頃の当時を想いだしながら、心を込めて歌います!!