カバーバンドにとってこんなに難易度の高い楽曲の詰まったアルバムもないでしょう。
変拍子ではじまり、いまだに結局誰がどこを歌っているのかわからないDrive My Carに始まり、やっぱりどうやって入っていいか分からないイントロギターで、超高速シャッフルのRun for Your Lifeで終わる。実質最後のライブ演奏アルバムですが、日本公演を見ていてもどうやら本人たちも頭に入っていない様子。なら僕らができなくてもしょうがないか。
 でもそんなのとは全く関係なく名曲の詰まったアルバムでもあります。
あまた曲がある中で、この前も1日ラジオを聴いていたら3回、In My Lifeに出くわしました。「ノルウェーの森」がなければ僕も村上春樹の作品に出会うことがなかったかもしれない。きっと、いろんな人のいろんな人生の交差点にあった楽曲たちなんですね。
今回はそんなことを頭の隅に置きながら味わって演奏したいと思います。