昨年の秋に亡くなられた会社の先輩だった方の奥様。


ルミネがオフになっていたので、お菓子を送った。お手紙を長々と書いていたけどイマドキは、お手紙を贈り物に入れてはいけないらしい。。。。


最初、


はなちゃん?


と言われて、はいっ、と賢しこまったが誰か分からなかった。しばらくして、ナカジの奥様の絵里子さんからだった。


お菓子ありがとうございます。


いえいえ、この度は、ご連絡が大変遅くなって、あの。


涙が止まらなくなってしまった。最近ストレス溜まり気味もあり、一気にダムが崩れた感じ。流れに身を任せたら、嗚咽するくらい電話口で泣いてしまった。


ごめんね、はなちゃん、驚いたよね、急なお知らせでね。


いえ、すみません、なんかいい歳してこんな子供みたいに電話口で泣いて。絵里子さんの声聞いたら、崩れちゃいました。本当に、大変でしたね。まだ、半年でしょうか。


私にとっては一年くらい過ぎてる感じ。


絵里子さんも泣いていた。そこから、私がブログで書いた話を絵里子さんにしたり、ナカジが私のことを、娘のはなちゃんに、


この人は、パパが、一緒に働いていた人達の中でも凄く優秀で一番の自慢の妹みたいな人なんだよ。


と、年賀状を見せながらいつも嬉しそうに話していてくれたことなどを教えてくれた。


私も旦那さんに、大好きなお兄ちゃんみたいな人ってずーっと話してました。ナカジの話一昨日もしたばっかりなんです。


会いたかったね、二人、そのことお互い伝えあいたかったね、なのにあの人、あっけなく逝ってしまって、ごめんね、はなちゃんにこんな悲しい思いさせて。


いえいえ。


娘が度々泣きながら話してるママの電話に心配して背中をさすりに来てくれた。


絵里子さんも、きっとこんな人ばっかり相手して、疲れますよね、ごめんなさい。


そんなこと無いの、皆さんがこうやって想ってくれてたって聞く度に、あの人に、みんながこんなに思ってくれてるのに、なんで早く死んじゃったのって怒りながら、でも、一番、癒されるの。


そうですか。


話は思い出話で2時間くらい。止まらなかった。時々、笑ったり、また、泣いたり。


絵里子さんさえよろしければ、良かったら、また、ランチでも。


ね、ありがとう。でも、私も電話だとね、こうして普通に話せるけど、まだ、あんまり人に会う気になれなくてね。


そうですか、無理されないで下さいね。まだ一年も過ぎて無いですし。


ありがとう。


訃報を貰った時、駆けつけたかったし、手紙や電話もしたかった。でも、半年待って今お供え送るくらいで良かった。大切な人を急に失った人の心は本当に忙しい。とにかくゆっくり休んで貰いたいから。


とにかく、お身体には気をつけて下さいね。また、はなちゃんに食べて貰いたいなって、物あったら送らさせて下さい。私達を置いてきぼりにした、ナカジのお供えじゃなくてっ。私もめちゃくちゃ寂しいって怒っておいて下さいっ。


そーよね、あの人、最後は太ってたから、食べなくて良いわっ。


爆笑。


次は夏くらいにまた何か可愛いお菓子を送ろう。


中二のはなちゃんは、お父さんの死については一切話さず、お友達にもロクに言ってないそう。お父さんは元気?と聞かれると、この前、うん、と、答えていて絵里子さんも驚いたけど、


あの子なりに受け止めて行くのを待とうと思って。


そうですね、いつかはなちゃんも乗り越えられますよ、大丈夫。絵里子さんだって。私は何の心配もしてませんよ、ただ、ゆっくりお身体に気を付けてお過ごし下さいね。


いつまでも話したかったけれども電話をして切った。


Every man’s life ends the same way. It is only in the details of how he lived and how he died that distinguish one man from another.


「誰の人生も同じように終わる。人を他の人と区別するのは、いかに生きたか、いかに死んだか、その内容だけだ」  

-アーネスト・ヘミングウェイ


ナカジの旅立ちはとても早かったけど、その分、沢山の人の心の中でずーっと生き続けるんだなと思いました。