最近、読んだ『パックンが語る日米の教育の違い』に関する記事で、やっぱそうだよなと思うことがありました。
ここで書いていることは、特にアメリカの話を言っているわけではなくて、そもそも学びについて
『日本では学校の授業だけでは不十分』
ということが、そもそもおかしいと言っているわけです。
それに合わせて、今回文部科学省のだした
ですね。
確定的なのですが、日本は『学習』と称する教科とは異なる学校で行われる学びの時間が、とても多いです。私は教職公務員ですので、従いますが学びの本質は、『自学自習』にあります。逆を言えば、自学自習をできる子っていうのは親があれこれ言うことなく勉強します。総合的な学習の時間や、特別活動の時間、道徳の時間が無駄であるとは思いません。それらを蔑ろにしてきた結果の時代もあったという認識ですし。しかし、それを学校という場でやる必要性が本当にあるのかということです。
しかも、記事には研究会の提案が
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小学校:年間875時間(1日5時間授業を基本)
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中学校:年間945時間(週2日まで6時間授業を実施)
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特別活動の時間を年間70時間に倍増し、児童会・生徒会活動などの時間を確保
と出ていました、、、。
個人的には試験をする時間は正直減らしてもいいと思うんですよ。でもですね、教科学習の時間は減らすべきじゃない。なぜなら、学習内容の削減や学習内容の調整を教員側に振るしか方法がないからです。中学校では、時間数確保の話が飛び交うのは今ですらそういう実態があるからです。
自学できない子がどんどん増えている現状を、もっと認識すべきですしできていることできていないこの格差が乗り越えられないものになってきているということです。だって、学校で学びが完了できないわけですから。
個人的には、教科書は分厚く自学学習ができる内容にしてしまうべきだと思っています。
例えば英文法なら
です。900ページくらいありますけど、これ一冊あれば困らないってのを生徒に渡してしまったほうが良い。自学できる子はどんどん進みますし。
数学なら『チャート式』
ちなみに受験時の娘、国語・英語・数学が主力教科になってますが、6年生3月まで『I am thank you.』と言ってました。よく、中高一貫にはいるまでに英会話スクールに通わせなければいけないとか色々出ていますけど、それは嘘ですね。
学校の学習と自学が進み中学校1年生の後半には英検2級の話が出るくらいで『I am thank you.』を文法的にbe動詞の補語に不適切な語句として説明し、以後の学校の定期テストも塾もなく普通に満点近い点をコンスタントに取ってました。学校で出される課題をどの程度までやり切るかと自学次第です。むしろ、自学の時間をどれだけとれるかですかね。
娘はよく『塾の課題を授業中にやらないと終わらないと焦ってる子がいる。かわいそう、、、』と言ってましたが『鉄緑会なら仕方ないか』とも。ホント大変らしい、、、。問題は、そういった授業中に宿題を解いている子らが受験期にはいったときに成績を維持できているかということです。結局、家庭で行う学習時間、学校の宿題も塾の宿題も確保できなくなっているわけですから。それは、自分の学習進度深度が合っていないとも言えます。
その状況を先生らは把握しているとも保護者会では聞いていますが、手を打たないようです。『自己責任なので』ということで。個人的にはそれでいいと思います。自分のペースでいいと思います。ただ、自分のペースが周囲より遅いのであれば塾は必須かなと思います。娘は、どちらかといえば学校の学習スピードのほうがまあ少し遅いかな程度という感じで、その分を買ってきた問題集数冊で徹底的に問題数をこなす時間の確保ができていたようです。個人的に必要な自学時間はそれで良いと思います。
基本中高一貫の問題集は少ないので、友達間の情報は重要なようです。
学習の基本は、自学であるべきですしそのために必要な教材を知っておくべきです。あれほど塾どうしようかなと言っていた娘ですが、もしかしたら塾なしで大学受験をするかもしれませんし、したかもしれません。(時系列あやふやにしているので、、、塾に行ったかどうかはいつか書くかも。笑)