今更ながら中学受験を振り返る。 | なんとかなるもんだ

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2013年:膀胱癌再発
2016年:ブルガダ症候群、身体障害者手帳取得。
2017年:てんかん、右目緑内障
2018年:腎盂、右腎嚢胞
2019年:右目白内障、右多房性腎嚢胞
2021年12月膀胱がん完治
2022年左目緑内障
2023年膀胱内に変異箇所あり経過観察

妻2019:乳癌

結構な数の『教員の立場として中学受験についてどう思いますか?』とメッセージをもらってるので、受験自体かなり前のことになりますが、ちょこっと思い出しながら書いておこうと思います。


正直、子どもの受験について書くことに躊躇したのは事実。うちがやったやり方は、再現性はかなり低いやり方と思ってます。また、実態をさらすのもどうかなと。

しかしながらこの体験が私自身の特別支援級から普通級へ場を移した理由の一つにもなったくらい衝撃的な体験でした。

もう一定の時が過ぎていますし、公立中学校の教員の立場でどうなんだというのも多くの意見のうちの1つとして受け取っていただけたらと思い書くことにしました。

 

ちなみに私は中学受験は肯定派です。結構、否定的な書き方もしてることもありますが、肯定派です。

うちの子は現在、かなりハードな授業でヘビーな荷物を持って楽しそうに学校に行ってます。娘が望んだのは、制服とか校風とかではなく、『自分探しができる』学校。まさしくぴったり。学生生活を満喫することは、親の望みです。それが私立にあるなら行けば良い。それだけです。

 

ちなみに私立受験について色々言われる方もいるのはわかります。私自身、小中高大国公立だったので、はじめは私立自体にあまり興味がありませんでした。そのため子供が「受験をしてみたい」と言うまでは、妻は受けさせてもよいかもと思っていたようですが、私は受験の『受』もなくまったく考えてませんでした、、、。

 

うちが受験を決めたのは6年生7月になってからです。かなり遅かったこともあり、中学受験の経験のある同僚に相談したところ、「中学受験するなら、『二月の勝者』を読んだほうがいい」と言ってました。読む時間がなかったですけど、、、。その後、東海高卒の方に聞いたら「まず学校説明会行け」でしたので、慌ててそのとき第一志望の学校説明会に娘と行ったのを覚えてます。いや〜驚きました。設備全然違いますし。

 

ちなみに楽天探したら、漫画見つけました。買おうか迷い中。ドラマを親として観た方はどれほどいるのか。ちなみに、妻はリアルタイムで観てたらしいです。

二月の勝者 絶対合格の教室 20/高瀬志帆【1000円以上送料無料】

 

ちなみにあれこれ参考になりそうなものを、探したら下剋上受験とかもあったけど。

 

下剋上受験 両親は中卒それでも娘は最難関中学を目指した! [ 桜井信一 ]

 たしかに良いとは思いました。ただ受験当時はそれどころではなく、数年の学習量の差をどう埋めるかが最大の課題でした。

ただし、塾を使えないので問題を純粋に解く時間を確保することに注視しました。

 

実際、NやMなどの塾を使おうとしましたが、夏以降は受験演習が中心。だったらどうするかを考え、M塾の志望校対策別講座を取ってました。ただ、講義をほぼ観ることなく、ひたすら解き続けてました。そういった意味では『下剋上受験』ぽさはあります。学習の『型』は子どもには、必ずあったやり方があります。娘がなんとか乗り切れたのは比較的はやくこの型を見つけることができたからであろうと思います。

 

片っ端から外部生で模試を受け、自分の位置を見つつ、ひたすら問題集を解き続けてました。

結局平日6時間、休日9時間。

 

過去問⇔問題集の往復

 

をひたすらやって自分の弱点をひたすら潰してました。

模擬試験は合格20%がスタートでした。

 

ちなみに親がやれるのは、類問を片っ端から集めることぐらいです。

順番的に国語→算数→社会→理科で完成させてました。

ちなみに国語を安定させるのはかなりの強みです。ちなみに社会と理科が完了したのはギリギリの1月でした。

過去問は、受験校以外のものも解かせました。メルカリも利用して各学校20年分集めたかなと思います。東海地区ならば滝中や淑徳中の問題は結構良問が多かったのでおすすめです。娘も特に滝中の問題は印象が強かったようです。

 

体験記録でなんか紹介できそうなのないかなと探してたら

 受験終わってるのに読んでもうた。笑

うちと同じような対応をしてたのが何か懐かしくて。親としての子供への寄り添い方は家庭それぞれあると思いますし一律である必要はないかなと思います。うちは、通塾をしてないので、毎晩勉強の合間に車で30分ほど娘と2人で音楽かけて走り回ってました。正直父親として楽しかった。娘の好きな曲を二人で爆音で歌いまくったり。正直、親が受験に関われるのは中学受験までです。高校受験や大学受験は基本一人です。さみしいですけど。

 

第一志望の結果を妻からメールもらったときを今も思い出します。

合格発表当日は娘も結果を見るまで数日落ち着かない状況で、、、。嬉しさと驚きとで妻も娘も泣いてました。

86冊。娘が解いた問題集の量です。問題数では簡易な問題を除き8000問は解いてるかなと思います。よう頑張ったなと。今でも思います。

 

ちなみに我々夫婦が問題集を探すときに参考にしたのが

ウカルログ

でした。冗談抜きで素晴らしい。ここに書いてある問題集はほぼやりきってます。なんか年々増えてる気もするので驚かされます。受験をすでに終えてるのに、今もなぜか見にいってしまうブログです。

参考ではなく、やった方が良い問題集がここにはあるのでおすすめです。何がいいかは、個人で判断されるのが良いかと思います。


最後に

教員として中学受験をどう思うか?ということですが、全国的に見れば過熱し過ぎかなと思います。東海地区のトップは男子は東海、女子は南山、医師を目指すなら滝中って感じですが、全体的な受験者数を見ればちょうどよい加減なのだろうとおもいます。しかし、今年度から始まる公立の中高一貫校入試で一気にハードモードかつ私立中学入試も中堅校は混乱するだろうなと思います。

 

中学受験をすべきか?については、それは家庭で話し合って決めればいい話で、家庭の状況が皆同じなわけでもない。やるのも自由だしやらない選択もあります。それでいいと思います。うちもそれで決めたわけです。

 

そして、子供が決めなければ乗り切れないことも事実です。だって10歳〜12歳ですから。数年前までアンパンマンがどうたらとか、プリキュアがどうたら仮面ライダーがどうたら言ってた子たちです。そんな子たちが12歳の子が一日6時間以上机に向かいひたすら勉強するんです。だから塾なのでしょうけど、、、。ただ、勉強は実質一人でするものです。それに気付けるかです。

 

最後は自分との戦いなのかなと思います。上位校になれば内容もかなりハードですし、勉強をやり続けるのも強い意志を必要とします。娘も途中泣いていたときもありました。乗り切れるかどうかは、やはり本人の意志が重要かなと思います。それを12歳の子に求めること自体個人的には酷な気もします。折れそうなとき、撤退も含めてそのフォローが親の立ち位置でしかできないのかなとも思います。

 

2025年組の皆さん頑張ってください。