COCORA〜自閉症を生きた少女 著者 天咲心良 講談社
です。
自叙伝とのことですが、私個人としては自閉症スペクトラム症を理解するというより
人としてどう理解すべきか、考えさせられる本でした。
しょっぱなから衝撃で
まあ体罰の域を超えた鈴本って教員の話からはじまる。
正直びっくりですわ。
びっくりを超えて、吐き気がくるほど。
ただ、そういった教員は実際にいるでしょうね。残念ながら。
もう何年でしょうか。15?6?年?中学校で担任した子が、COCORAさんと同じような子でした。
授業中に奇声あり。
急な離席あり。
急な笑いあり。
通常級で。
休みなんてなかった。
その子も、COCORAさんと同じで診断をされてない子でした。
保護者が避けてきた経緯もあってね。
でも。
正直、特別支援の教員なんて考えてなかったわけです。
でも色々な伏線も今までの自分の人生にはあってね。
はるか昔。
小学生の頃よっちゃんという先輩がいました。
当時、なかよし学級と呼ばれる特別支援学級に通っている子でした。
住んでた家が近所で。
ただ、家の方を見たことはありませんでしたけどね。
まあよっちゃんは別によくって。
その担任さんが定年間近のおじいちゃん先生でした。
その先生。超いいじいちゃん先生で私自身その学級によく遊びに行ってました。
色々話を聞いてもらってました。
クラスの担任とあんまりいい関係ではない時期があったのです。
きっかけは簡単で、算数の授業でひたすら本を読んでたから。
だってさ。当時3年生だったのですけど。
公文式って知ってます?
その当時3年生でそのときにやってたのが高校2年程度の内容でね。
そうなると当時の内容なんざ途中計算すっ飛ばして勝手に答えが浮かぶんですね。
で、暇で本読んでたという。嫌なやつでした。
今の俺だったら超叱るね。
たぶん。今の仕事のきっかけになったかもしれないなぁ。