エアガール 1日の始まり
お正月依頼の投稿です。久し振りにCAの仕事シリーズ書いてみたいと思います。先ず、CAの出頭(出社)時間ってどの様に決められていると思いますか?主に機材と国内線か国際線かによって異なります。そして、空港の規模で決まります。私が乗務していたB747、DC-10を使用する国際線では(成田と関空発)当該便の出発時間の1時間45分前が出頭時間です。B767は1時間30分前。更に出頭時間の1時間位前には出社して準備を始めます。例えば、出発時間が午前10時なら、8時15分が出頭時間です。その約1時間前(7時過ぎ)に空港に到着する様に出社していました。自宅を出るのは5時40分頃で、6時頃のリムジンバスに乗車空港に着いたらすべき事は、・着替え・バッキング・出頭報告・掲示物の確認・月跨がりであれば、メニューや機内販売の改定の有無と食材の産地、どんな料理なのか?を確認(路線毎にメニューは異なる)・使用機材の確認(保安とサービス面の両方を確認する為)・出張旅費引出し・メールBOXの確認(会社からの伝達事項や書類など)・使用スポット・旅客情報の確認・同乗メンバーへの挨拶・アロケーションの確認と自分の役割(保安面、サービス面)・担当区分の非常用器材の確認・自分の入国者類の準備・渡航地情報(政治面、イベント面)の確認・その他キャンペーンなどの確認等です。デスクワークと大きく異なるのは修業開始後にPC開いてメール確認しよう、といかない事です。特に、ウクライナ情勢を見て分かる通り自分が渡航する国がどうなのか?クーデターやテロがなくても、祝日、選挙、国際メッセなど大きなイベントがあるかは乗務の前の休日に調べておく必要があります。危険であれば人が集まる場所には行かないようにしなければならないし、祝日や選挙であれば銀行や店舗が閉まっています。予め日本で両替するなり、飲料水や小腹が空いた時様のおやつも忍ばせて行くのが生きる術です。円が通用しない国には米ドルが必要です。WHOが定める汚染地域に行くなら携帯用湯沸し器(コップ1杯分沸かせる)を持って行きます。天気予報は事前に確認が必要です。南半球に行くのか北半球に行くのかで服装も異なります。意外と飛行機に乗り込む前にする事が多いのです。長くなってしまいました。次回、アップする機会があれば具体的にどんな事をするのか書いてみたいと思います。