私が「ヒストリーボーイズ」という舞台のタイトルを知ったのは以前、中村倫也くんの出演歴について調べていた時でした。

倫也くんが2014年(10年前!)に出演した「ヒストリーボーイズ」は、倫也くんの他、松坂桃李くん、(仲野)太賀くん、橋本淳くん、Spiくん…鷲尾真知子さん、安原義人さん、浅野和之さん…と名前知ってる人ばかりご出演で、これ観たかったなぁ〜と思ったんですよね。


今年上演されると聞き、出演者をチェックすると、主役アーウィンは新木宏典くんで、石川禅さんもご出演(「カムフロムアウェイ」後、最初の舞台?)!!これは観なければ…とチケット確保しました。


で、感想ですが、今までで一番頭酷使した舞台かも?観劇中から頭痛くなって、帰宅後約12時間寝込みました。この頭痛、もともと私の体調が悪かったのか、舞台が難しすぎてキャパオーバーに頭使ったからか?


まず、舞台に出てきた授業内容から、オックスフォードやケンブリッジを目指す高校生はこんなに優秀なのか⁉︎と驚いたんですよね。私自身、記憶力だけで受験(特に歴史)乗り切ったので、歴史を(原因〜結果〜影響)論じる高校生が衝撃で。それについて行こうと、ヘンリー8世の修道院解体やホロコーストまで真剣に考えてしまった💦今、思い返すと、学問の内容は話半分に聞いて、それをめぐる先生の方針の違いとか、生徒個々の背景とか、そちらにフォーカスするべきだったと思います。


何か過去にも難しい学問の話が出てきたストプレあったなーと…ブログ振り返ると…「アルカディア」。

出演者が深く追求しなくて良いと言っていたのに、理解しようとして頭が疲れたって過去ブログにも書いてある(経験から学んでない)😅

今回も無駄に頭使って頭痛を悪化させただけで、この「ヒストリーボーイズ」は、たぶん本質的に理解できてない😓

新木宏典くんアーウィンは知的な雰囲気を出し、何より華があるのが生徒を引きつけ、その後、メディアでもてはやされる未来に繋がったのではないかと思います。受験対策授業ということだったけど、私の思う日本の"試験のため"の詰め込み授業とは全然違って、そこが私の理解つまずいた要因かなぁ?たぶん私はアーウィンとヘクターの対立軸がクリアになってないんだと思う。

石川禅さんヘクターは、受験に役立たない授業をしていると校長に言われる教師。突然、(授業中に)演劇が始まったりして面食らうけど、ただ生徒を楽しませてるだけではなく、生徒たちの先の人生を考えた授業なんだろうなー。詩についての考え方など、なるほどーと思いました。

アーウィンには○○詐称疑惑、ヘクターには○的悪戯疑惑(たぶんどちらも事実)…サッチャー時代のイギリスの話のはずなのに現代日本の問題みたい😓でも、それによってアーウィンやヘクターの教師としての価値が減るようにも見えなかったのは何故だろう🤔後半、頭痛で朦朧として考えることもできなかったけど。

生徒たちは若くかわいい子揃い。私が名前知ってる子は(生徒役には)1人もいなかったんだけど、会場(あうるすぽっと)ロビーが見たことないくらい大量の花(や風船)で囲まれていたから、皆きっと人気者なんでしょうねー。
一番メインの学生、デイキンの片岡千之助くんは先日、大河ドラマ「光る君へ」の新出演者として発表され、あ!あの子だー‼︎と思いました。
ポズナー小西成弥くんは、素直な歌声だなーと調べたら刀剣男士(ミュの方)なんですね。
一人一人が歴史や文学、芸術なども表面的になぞるだけでなく、中身を腹に落とし込んで台詞として発していたか?もっと自分の言葉として聞かせてほしかったと思う部分もあったけれど、思春期男子のきらめきは表現されていました。また別の舞台で彼らと再会できればと思います。